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失敗した人に学べ!?「失敗しないカジノ経済学」井川意高さん

IMG_E7239ikawasan.JPG今回はちょっと変わったテーマです。106億8000万円をカジノに費やした
大王製紙前会長の井川意高さんから「失敗しないカジノ経済学」を学びました。
井川さんには、カジノ使用の目的で子会社から多額の資金を借り入れ、会社法違反の罪で服役した過去があります。
番組冒頭で「もう失うものはありませんから何でも喋りますよ」と井川さん。
・・・本当にどんな質問にも答えて下さいました。
東京大学卒業後、ご実家の大王製紙に入社。その後、42歳で取締役社長に就任。
子どもの頃からいずれ社長になることを踏まえた教育を受けていたそうです。
「ただ問題なのはカジノの勝ち方を教えてくれなかったこと」とオチまでつけて話して下さいました。
井川さんがそもそもカジノを最初にやったのは約20年前。オーストラリアのカジノで100万円が
2000万円になったことで味をしめてしまったそうです。これぞビギナーズラック。
その後は年に1回ほどしか行っていなかったそうですが、日本からマカオに行きやすくなってからよく行くようになり、
「損した分を取り戻そう」→「お金を使う」を繰り返しているうちに大きな額になっていたと・・・。怖いですね。
最後にカジノのことを知り尽くしている(!?)井川さんに、カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案と、
カジノによるギャンブル依存症についてご意見を伺いました。
▼入場料を設けるのはあまりよくない。その金額分を取り戻そうとして無理してしまうかも。
▼カジノは都市から離れた場所に作り、すぐに行けないようにする方がよい。
▼カジノは長い目で見ると客側が負けるようになっているからビジネスとしてうまくいくとは思う。
などなど。なんだか説得力があります。
そんな井川さんを前にして「人間味がある。もっと話を聞きたい。」「ぶっちぎりの馬鹿ですよ!」と
笑顔で言っていた村上さんの言葉には愛を感じました。
by長麻未

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2018年05月20日(日)
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