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世界のVIPも愛用!?「包帯パンツの経済学」野木志郎さん

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今回のゲストは、ログイン株式会社の代表で「包帯パンツ」の生みの親、野木志郎さん。
包帯パンツは、医療用包帯の布地をベースに独自開発された新素材で作られていて、
通気性と伸縮性、速乾性に優れています。まるで何も履いていないような着心地でありながら、
下半身はしっかりと安定するという新しいパンツです。これまでに、世界で130万枚を販売。
世界のVIPにも好まれ、ロバート・デ・ニーロやビリー・ジョエルが愛用しているらしいのです。
「包帯パンツの履き心地はいかに!」ということで、先週の放送後、スタッフが村上さんに包帯パンツを渡しました。
放送当日も包帯パンツを着用してきた村上さん、履き心地を「ふわってしてくれる優しいハグ」と表現し、
「ほわほわ」とした笑顔で話していました。「優しい母みたいなパンツ」だそうです。
そして、野木さんがスタジオにいらっしゃると、ご出身が村上さんと同じ大阪府高槻市ということで、
地元・高槻市の話になり、「いつ本題に入ったらよいのかしら・・・。」と戸惑うほど盛り上がっていました。


【包帯パンツ誕生のきっかけは2002年日韓ワールドカップ!】
サッカーの試合を初めて生で観戦し全身が震えるほど感動。
この感動を与えてくれたサッカー選手のためにパンツを作ろうと決心した。
【包帯パンツを作るのに苦労した点は?】
素材探し。既存の素材で試してみるも、思い通りのパンツができない。
そんな中、先代である父から「包帯のような生地は?」と提案されるも、大企業ではないので、
新しい素材を一緒に開発してくれる繊維メーカーを探すのが大変だった。
【良い製品はできたものの売れない状況が続く】
広告宣伝費がないので、「包帯パンツって何それ?」という状況。お店に商品を置かせてもらうこともままならない。
大手のセレクトショップに飛び込みで営業に行って、何とか少しずつ売れ始めた。
次に、名の知れたアスリートにパンツをプレゼントし、使ってもらうことで広まることを期待したが...難しかった。
【売れない中、心が折れそうになったことは?】
何回もあった。しかし、「これに賭けるしかない。最後までできるところまでがむしゃらにやってみよう」と思った。
【夢を口に出すことを大切にし成功!】
言霊を大事にし、「ロバート・デ・ニーロにパンツを履かせる!」「ビリー・ジョエルにパンツを履かせる!」というのを
普段から口に出すだけでなく、取材の時も言って、各メディアに残るようにした。
しかし、雑誌など残るメディアに関してはやや控えめに。叶うまで言い続けたことで実際に叶った!
【実はまだまだ失敗は続いている】
「尿漏れ対策パンツ」「両サイド開きのパンツ」「3回振り回せば渇くパンツ」など色んな商品を開発しているが、売れない。
最近発売して大コケしたのは、腹巻とパンツが繋がっているもの。某百貨店で2枚しか売れなかった...。


・・・と、製品は優れているのに売れていないことが判明。番組としては、パンツを売るために、
「複数の商品のセット販売はどうか?」や「宣伝頑張りましょう!」という結論に至りました。


いやぁ...申し上げにくいのですが、どちらかというと、この番組、大成功しているゲストの方が多い中、
今回は成功しているようで苦戦中の話に多少戸惑いましたが、大丈夫です!注目の商品もちゃんとあります!
それは「甲冑パンツ」。なんと世界のVIP・マドンナのワールドツアーでダンサーが衣裳として着用したのだそうです!
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スタジオで村上さんに手渡されたのは、徳川家康の「金陀美具足」を模した甲冑パンツです(画像参照)。
村上さんはこの柄を見ただけで、徳川家康がいつ身に着けていた甲冑なのかまで語っていました。
本当に甲冑好きなんですね。ちなみにパンツは他の武将バージョンもあります。

by長麻未

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2019年02月18日(月)
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