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「今からでも間に合う ふるさと納税」金森重樹さん

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いよいよ年の瀬。今年やり忘れたことはありませんか?
今回は、今からでも間に合う「ふるさと納税」をお勉強!
講師は、ふるさと納税に年間3000万円以上費やしていらっしゃる金森重樹さんです。
よく、「ふるさと納税をすれば、実質2000円でたくさんの返礼品が貰える」と言われますが...。
そもそも「ふるさと納税」とは何か?というところから学びました。
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【ふるさと納税、いつまでに寄付すればいいの?】
今年度の所得税の還付、翌年度の住民税の控除の対象となるためには、
今年度の場合は、役所は12月27日(金)まで、
振り込みは銀行だと12月30日(月)まで、クレジットカードだと12月31日(火)まで。
前もって終了するところもあるので注意。
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【確定申告をしないといけないんでしょう?】
「ワンストップ特例制度」で確定申告が不要に!
年間に5自治体までの寄附であれば、申請書を寄附した自治体に郵送することで確定申告が不要となる。
しかし、6自治体以上に寄付した場合や、自営業などで元々確定申告が必要な方は、
ワンストップ特例制度は利用できない。
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【「ふるさと納税」がスタートした背景は?】
元々は育った地域、その自治体の教育や医療サービスを受けてきたのに、
今は別のところに住んでいるため、育った自治体には納税できない...。
地方から都会に人が流失しているため、地方の自治体の税収が減ってきている...。
それを改善する策として、最終的に今の「ふるさと納税」が可決された。
自分のふるさとはもちろん、好きな自治体に寄付できる。
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【お得と言われる理由は?】
寄付した額から自己負担2000円を引いた額が、
元々収める所得税・住民税から全額控除されるにも関わらず、返礼品があるから。
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【控除の上限額(限度額)は?】
所得に応じて高くなる。例えば、年収600万円で扶養家族がいる場合は、約6万円。
しかし、給与収入と家族構成などによって違うので、
ふるさと納税のサイトでシミュレーションすることをお勧め。
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【金森さんおススメの「ふるさと納税」サイト】
★『ふるさとチョイス』:返礼品掲載数ナンバー1。返礼品は農産物が多い。
★『ふるなび』:返礼品として家電やAmazonギフト券などがある。攻めの姿勢がみられるサイト。
★『楽天ふるさと納税』:楽天市場を利用している。楽天カードで支払えばポイントも貰える。
★『ANAのふるさと納税』:マイルが貯まるので旅行好きの方にお勧め。
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番組後半は、金森さんおススメの返礼品を具体的に挙げていただきました。
おいしいものが毎月届く定期便や、お正月に嬉しいおせち、また、お中元・お歳暮対応もあります。
ただ、年末は寄付が集中しますので、返礼品が品切れとなったり、
普段でも果物や野菜など旬のものは数や時期に限りがあったりしますので、確認して下さい。
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【返礼品を選びきれない場合は?】
複数の自治体で設けられている「ポイント制度」を利用するのも良さそうです。
返礼品をすぐに受け取るのではなく、ポイントで貰っておいて、
後日、カタログを見て欲しい物を選ぶという仕組みです。ポイントの有効期限に注意!
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「ふるさと納税」をしようと思うと、返礼品の良し悪しに目が行きがちですが、
あなたにとっての「ふるさと」に寄付することで、好きな自治体を応援できるのはいいですよね。
寄付する予定が無い方でも、一度、自分のふるさとの返礼品をご覧になってみてはいかがでしょうか?
村上さんのように「高槻(ふるさと)が頑張っている」というのを再認識できるかもしれません。

by長麻未

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2019年12月21日(土)
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