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国際ジャーナリスト・小西克哉さんが語る「アメリカの今」

今回の講義は、アメリカの現状を徹底研究!
結局、大統領はバイデンさん?それともまさかのトランプさん?
なぜ、大統領選は混乱することになったのか?
そして日本にどのような影響があるのかをお勉強。
講師は、前回のヒラリー対トランプの大統領選挙を現地で取材した、国際ジャーナリストの小西克哉さんです。
小西さんだからこそ知る「アメリカの今」を教えてもらいました。
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【改めて、今どのような状況か】
アメリカの大統領選挙は2段構えになっていて、まずは11月3日に行われた一般投票があり、その後12月14日に、一般投票によって選ばれた選挙人が集まって最終的に投票する。これが終わらないと最終確定とはならない。ただ、一般投票の結果を受け、実質的にはもうバイデンさんが次期大統領になるのはほぼ決まっているようなもので、今の状況は、日本でいう「就職内定」のようなもの。
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【小西さんから見て、この4年間トランプ大統領の良かったところは?】
200兆円規模の減税をしたのは良かった。これは日本でいう国家予算2年分ぐらいの規模。
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【小西さんから見て、バイデンさんのいいところ、悪いところを挙げるとしたら?】
〇良いところ:「分断」といわれている今のアメリカを仲直りさせる力がある。脳の手術や家族の死など、たくさんの苦労を経験してきている。苦労している人やコロナで亡くなった方にもお悔やみの言葉をしっかりと発している。
〇悪いところ:何事も周りと調和をとりながら進めていくタイプで、引っ張っていく力がない。
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【トランプさんもバイデンさんも70代。若き期待のリーダーはアメリカにはいない?】
今アメリカは端境期。40代くらいで期待できる人材はいるがまだ若く、ちょうど良い年代のリーダーがいない。
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【バイデン政権になって日本に良いことはある?】
まだわからないが、トランプ政権より無理難題は吹っ掛けられにくいのではないか。ただ、もっと貢献してくれと言われる可能性はある。
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文化放送「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI」の火曜コメンテーターとしてもおなじみの小西さん。
村上さんとのご挨拶後、「僕も大阪出身やから、きょうは関西弁でいくわ!」とおっしゃて、終始関西弁でお話してくださいました。サキドリとはまた違う一面が垣間見えて、個人的にとても新鮮でした!
バイデン政権になって、日本はどう変わっていくのか?今後の経済の動きも注視していきたいと思います。
by坂口愛美
小西克哉さん写真++.jpg

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2020年12月11日(金)
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