経団連の榊原定征会長は22日、名古屋市での記者会見で2018年春闘の賃上げ水準について「過去4年間の実績を上回る数字が出ることを期待したい」と語った。安倍政権は経済界に賃上げ要請。14~17年春闘の大手企業の賃上げは2%台にとどまっている。18年春闘では3%の賃上げを求められており、経団連として企業に積極的な対応を促した発言だ。
榊原氏は「自動車は春闘の相場形成で大きな材料になる」とし、トヨタ自動車など大手各社の交渉が注目されるとの認識を示した。また「19年の消費税増税を前に、今年の春闘は日本経済にとって大事な節目になる」と指摘した。
2018/2/23
18年春闘で3%の賃上げ要求 経団連会長、企業に促す
一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授
楠木建
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