2017/5/30

宮里藍が引退会見 「意欲維持難しくなった」

今季限りでの現役引退を26日に表明した女子ゴルフの宮里藍(31)が29日、東京都内のホテルで記者会見し、昨年夏ごろに引退を決意したことを明らかにした上で「モチベーション(意欲)の維持が難しくなったことが一番」と理由を話した。
 カメラのフラッシュを浴びて登場し、いつもと変わらない笑顔、早口で質問に対応。元世界ランキング1位で、"藍ちゃん"と呼ばれ親しまれた人気者は競技生活について「これ以上ないゴルフ人生だと思っている」と振り返った。自身の最終戦は「まだ決めていない」と語り「期間を設けたので頑張れているのが現状。逆に今すごいモチベーションがある」と語った。

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ビジネス数学専門家/教育コンサルタント
深沢真太郎
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「モチベーション(意欲)の維持が難しくなったことが一番」という理由に少なからず反響があるようです。しかし、ごく普通のビジネスパーソンにだってそのようなことは当たり前のようにあるし、これこそが転職理由の最たるものではないでしょうか。何ら不思議なことではないし、極めて人間的です。「期間を設けたので頑張れているのが現状。逆に今すごいモチベーションがある」という発言もまた、転職が決まった後のビジネスパーソンの気持ちに近いものがあるのではないでしょうか。


アスリートの引退は、ビジネスパーソンのキャリアチェンジとまったく同じ構造。数学的にはこれを同型といい、「置き換えて論述しても構わない」とします。


転職を経験したビジネスパーソンなら、自分ごとに置き換えることでいまの宮里選手の心境も理解できるでしょう。宮里選手には心からの「おつかれさま」と、未来へ向けてのエールを送りたいですね。

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