2017/7/12

時差ビズ始動、効果は? 満員電車解消へ企業も参加、東京

東京都は11日、ラッシュ時間帯の混雑を緩和し満員電車を解消するため、計約260の企業や自治体などが時差出勤に集中的に取り組む「時差Biz(ビズ)」のキャンペーンを始め、小池百合子知事が視察した。期間は25日まで。早朝に臨時電車が運行されるほか、時差出勤した人への特典もある。
 満員電車の解消は、小池知事が昨年夏の知事選で掲げた公約の一つ。環境相時代に仕掛けた夏の軽装「クールビズ」にちなんで名付けた。3年後に迫った東京五輪・パラリンピックの期間中、都心の混雑を緩和する狙いもあり、来年度以降も実施予定という。

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FNN.jp チーフビジョナリスト
清水俊宏
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時差ビズの取り組みにはテレワークなども入っていますが、本来的な意味では「早く会社に行くか」「ゆっくり会社に行くか」のどちらかです。


クールビズの取り組みでは「みんなでネクタイを外そう」という"楽な方向"だったので浸透していきました。時差ビズも「出社時間はゆっくりでいい」という"楽な方向"にしないと成功は簡単ではありません。


いわゆる「朝活」は意識の高いビジネスパーソンには今も人気ですが、広がりが大きくないのもそのためです。


そんな中、「残業禁止」の風潮もあって、早く出社する方を奨励している企業が増えています。生産性をあげたい企業としては当然です。


働き方や生産性、社会のあり方も含めてトータルで考えなければなりません。

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