2017/7/17

内閣支持率続落、最低の35% 共同通信世論調査

 共同通信社が15、16両日に実施した全国電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は続落し、前回6月より9・1ポイント減の35・8%となった。調査手法が異なるので単純比較はできないが、2012年の第2次安倍政権発足後で最低を記録した。不支持率は10・0ポイント増で最も高い53・1%。支持と不支持が逆転した。安倍晋三首相の下での憲法改正に54・8%が反対し、賛成は32・6%だった。
 学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡り、行政がゆがめられたことはないとする政府側の説明に「納得できない」との回答が77・8%に達し、「納得できる」15・4%を大きく上回った。

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エコノミスト
崔真淑
4

この数字だけみると、実はトランプ大統領の(一部調査の)支持率より低い結果です。この支持率、過去の事例をみると30%を割り込むと、ほぼ回復は難しいという結果を示しています。

今後の焦点は、30%が分水嶺であり、内閣改造で回復できるかです。そして支持率は、日経平均株価とも緩やかな相関を、過去のデータでは見せています。

しかし、いまの日経平均は高値更新続いています...。政治で経済政策も動くのは常なので支持率と株価は関係があって不思議でないのに...。この乖離の方にはかなりの違和感を、エコノミストとしては感じます。まずは30%代を守りきれるか注目です。

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