2018/7/27

石破氏、事実上の総裁選出馬表明 「おごった党運営見直す」

自民党の石破茂元幹事長は26日、東京都内で開かれた共同通信加盟社論説研究会で講演し、9月の党総裁選に出馬する意向を事実上表明した。「選挙は行われるべきだ。自分の損得や保身は捨てなければいけない」と述べた。3選を目指す安倍晋三首相(党総裁)との論戦へ意欲を強調。安倍政権下の党運営や国会対応を念頭に「おごり高ぶり、同じ党の同志をさげすむ自民党であってはならない」とけん制した。
 総裁選は首相と石破氏の一騎打ちの見通しが強まっている。国会議員票で優位に立つ首相に対し、石破氏が強い対抗心を示した格好だ。

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FNN.jp チーフビジョナリスト
清水俊宏
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安倍首相の正式表明はまだ先ですが、安倍VS石破一騎打ちの構図がほぼ確実になりました。出馬を目指していた岸田さんが安倍支持を打ち出すなど国会議員票では不利な石破さんですが、2012年の総裁選では党員票で安倍首相を上回っていて(石破165票、安倍87票)、望みをつなぎます。


この総裁選は来春の統一地方選の顔を選ぶ選挙でもあります。なので、もし安倍首相が勝利したとしても、党員票で負けるようなことがあれば求心力が低下することは避けられません。そのため、前回以上に党員票を上積みするため、安倍首相は地方行脚を続けています。

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