無料通信アプリのLINE(ライン)は26日、牛丼やカレーなどをLINEアプリ上から注文できる出前サービスを始めた。生鮮食品や雑貨などの宅配も計画する。上場して1年を経たが株価は低迷しており、今後の成長に向けて日本を「制圧」した通信アプリを土台に次のヒットを狙う。
「かつては(固定)電話で出前していたが、今はインターネット、スマートフォンになっている」。出沢剛社長は26日、東京都内の催しで、新たな出前サービス「LINEデリマ」の成功に自信を示した。
LINEデリマは、新たにアプリを入れる必要がない手軽さが特徴だ。
2017/7/27
LINEが出前開始、雑貨宅配も 成長に向け次のヒット狙う
拓殖大学非常勤講師
塚越健司
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出前サービスは最近流行りのUberEATSをはじめとして、LINEの参入以前から活気づいているサービスです。LINEはこれまでも様々なサービスを展開しており、LINEでタクシーが呼べるサービスなどもあります。
一方終了するサービスも多く、フリマアプリの「LINEMALL」は開始から2年半程度で撤退しています(同種のサービス「メルカリ」に勝てなかったからです)。
LINEに限らずgoogleなどの超大手企業も様々なサービスを手がけながらダメだとわかると即座に撤退するなど、流行り廃りの早い業界です。受けなかったサービスは私達の記憶からも消えてしまいますが、今回の新サービス「LINEデリマ」の名前を数年後でも覚えていたら、それは一定の成功であると考えられます。期待したいところです。
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