経営再建中のシャープの首脳は3日、2017年4~6月期の連結純損益が黒字になるとの見通しを明らかにした。親会社の台湾・鴻海精密工業の規模を生かした調達や物流のコスト削減を進めており、18年3月期の業績見通しで示している4年ぶりの通期黒字に向け、まずは順調に滑り出した形だ。
四半期ベースでは16年10~12月期以降、3期連続の黒字となる。シャープ首脳は3日、記者団に「黒字は予定通り」と述べ、主力の液晶パネルをはじめとする各事業の収益拡大に自信を示した。
シャープの17年3月期は純損益が248億円の赤字だった。
2017/7/04
シャープ4~6月期の黒字確保へ 首脳「予定通り」
一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授
楠木建
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まずはコスト削減からという教科書どおりの再建。成果は出ているが、売上げが再成長することが回復の本丸。
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