2017/9/28

民進、希望の党に「合流」へ 小池氏、公認対象を選別の意向

民進党の前原誠司代表は10月の衆院選に関し、党所属の衆院議員らを新党「希望の党」(代表・小池百合子東京都知事)から立候補させる方針を固めた。民進党からの公認候補は認めず、現在の公認は取り消す。前原氏だけは無所属で出馬する意向だ。複数の関係者が27日、明らかにした。実現すれば事実上の合流となりそうだ。ただ、小池氏は公認対象を選別する考え。安倍晋三首相(自民党総裁)は28日、衆院解散に踏み切る。
 前原氏は28日の両院議員総会で対応の一任を得たい意向。知名度の高い小池氏の後押しを得ながら小選挙区で政権与党と「1対1」の構図をつくり、政権批判票の分散を防ぐ狙い。

内容を読む
博士(経済学)・帝京大学経済学部教授・慶大経済学部非勤
宿輪純一
2

この民進党の希望の党への合流については、27日朝の本ページのコメントで予想した通りになってきた。もちろん「大義」はない。解党はしない。政党交付金を国庫に返還する義務を負うからで、ベストなやり方を検討している。


問題はこれからである。政権批判票の分散を防ぐのが目的ではあるが、それでは弱い。アベノミクスに対する「対案」を出して、政策論争にならないと2大政党的にはならない。


選挙では、人自身も大事であるが、特に国政の場合は政策がそのベースにないと、押し出しが弱い。
10月22日が選挙と、時間がないが、特に経済政策での対案を期待したい。

  • URLを
    コピー

このコラムを書いた人

他の人のコラム

関連ニュース