2017/7/21

白鵬、通算勝利で1位魁皇に並ぶ 日本国籍取得の意向も

大相撲の東横綱白鵬(32)=本名ムンフバト・ダバジャルガル、モンゴル出身、宮城野部屋=が20日、名古屋市中区の愛知県体育館で行われた名古屋場所12日目で関脇玉鷲を寄り切り、元大関魁皇(現浅香山親方)に並んで史上1位となる通算1047勝目を挙げた。21日の大関高安戦に新記録樹立が懸かる。
 また、白鵬が日本国籍取得の意向を持っていることが関係者の話で分かった。現役引退後、親方として日本相撲協会に残るためには日本国籍が必要となる。
 2001年夏場所の序ノ口デビューから16年余りで、所要97場所のスピードで大記録に到達した。魁皇より42場所も速い達成となった。

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ビジネス数学専門家/教育コンサルタント
深沢真太郎
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決して相撲には詳しくない私ですが、数字で考えると白鵬のスゴさが実感できます。
1場所で15の取組(試合)をしますから、97場所ということは1,455の取組。
通算1,047勝ということは、勝率に換算するとおよそ70%です。
一方の魁皇も同様に考えると、勝率はおよそ50%。
この70%と50%の違いをどう実感するか。

たとえば天気予報の降水確率が70%だったら私たちは「雨が降ること」を前提に行動する。
しかし50%だとしたら逆に「雨が降らないこと」を期待して行動する。
たとえるなら、傘を持ってでかけるか否か。
20%の違いとは、これほどマインドや行動を変える大きな差なのだと言えるかもしれません。

あくまで相撲は力士の熱と汗が魅力のスポーツであり、決して"数字だけ"で語れるものではないでしょう。
しかし、それでもこの白鵬という力士の強さは"数字だけ"で十分語れるようです。

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