2017/7/26

新国立、東京五輪後は球技専用に 収益重視、政府が最終調整

2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムで開閉会式や陸上などを行う新国立競技場について、大会後は集客が見込めるサッカーやラグビーの球技専用とする見通しとなったことが25日、分かった。複数の関係者によると政府が最終調整に入った。陸上トラックの位置に観客席を増設する計画で、陸上競技場としての機能はなくなる。巨額の維持管理費を賄うために収益性を確保する狙いがある。
 スポーツ庁は26日に文部科学副大臣の下に設置した作業部会を約10カ月ぶりに再開し、トラックを残すよう希望している日本陸上競技連盟と協議する。

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プロゴルファー・ゴルフ解説者
タケ小山
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「Take up! Sports」内で紹介した『PFIとPPP』。4月20日の放送後記でPFIを少し紹介させて頂きました。この英文字をバラバラにしてみるだけでも何を意味するのか理解できるのでご紹介しておきます。

PFI・Private Finance Initiativeは民間資金等活用事業であり、公共施設などの設計から建設、維持管理運営に、民間の資金とノウハウを活用し、公共サービスの提供を民間主導で行うこと。もうひとつのPPP・Public Private Partnershipは、直訳すれば"官民一体事業"で、国や地方自治体と民間企業が連携して資金を拠出し運営する政府サービスまたは民間事業である。


今回の『新国立競技場』のニュースは、建設費、土地建物は国が所有したうえで、五輪後に球技専門の競技場とし、事業者を民間に委託するのである。まさにPPP。また有名なスタジアムでの事例として、寄付行為で資金を集め、競技場を作り、寄付。その後も指定管理者が事業を民間で行うというものである。そのスタジアムとは大阪の『市立吹田サッカースタジアム』だ。


2020東京五輪では数多くの競技場が建設されるが、PPPやPFIで作られるモデルはない。暗いニュースが多かった中での、新国立が球技に特化した競技場として指定管理者システムを導入するということは決して悪くないニュースだ。PPPで東京都と共にゴルフの五輪コースを作りたかった。と言っても、時すでに遅しだが、、、、

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