2017/9/12

プレミアム金曜、月初めに変更も 経団連会長、月末忙しく

経団連の榊原定征会長は11日の記者会見で、月末の金曜日に早めの退社を促して消費喚起につなげる「プレミアムフライデー(プレ金)」の見直しを検討する考えを示した。「企業にとって月末は忙しい時期だ。『月初めにしてほしい』という声は強く、見直すとすればそのあたりになる」と述べた。
 プレ金は政府と経済界が音頭を取って、ことし2月から実施。人手不足の企業などを中心に早帰りが進んでいないのが実情だ。榊原氏は「実施から半年がたったので総括してみたい」と述べるとともに「東京や一部の都市では続いているが、地方では浸透していない所もある」とし、定着が不十分だとの認識を示した。

内容を読む
博士(経済学)・帝京大学経済学部教授・慶大経済学部非勤
宿輪純一
15

本件はプロの経済学者というよりは、27年間働いて来たビジネスマンとして書かせていただく。この経団連会長の申し入れには全面的に賛成である。月末の金曜日は忙しいもの。しかも分かっていたことであるが、3月の年度末にも、4月のゴールデンウィークの直前ににも当たった。なぜこのような月末金曜日に設定したのか理解に苦しむ。多分、給料日の後の金曜日という発想であろう。変更するのであれば、毎月の金曜日で選ぶのならば、第2金曜日がありがたいと大多数のビジネスマンは思うし、皆、出かけられて消費も伸びよう。

  • URLを
    コピー

このコラムを書いた人

他の人のコラム