2018/2/23

裁量制1日4時間以下が120件 厚労省データ、野党批判強める

 裁量労働制を巡る厚生労働省の不適切データ処理問題を巡り、同省の調査で、裁量制で働く人の労働時間の欄に1日4時間以下との記入が少なくとも約120件あったことが22日、分かった。野党の合同ヒアリングで明らかにした希望の党の山井和則衆院議員は「極端に短く、不自然だ」と強調した。
 安倍晋三首相はこの調査に基づき、裁量制で働く人の労働時間が一般労働者より短いと答弁、後日撤回に追い込まれた。首相はデータの撤回は否定しているが、答弁の根拠となったデータそのものの信ぴょう性が強く疑われる事態で、今後、野党が批判を強めるのは必至だ。

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一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授
楠木建
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こちらのニュースについて、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授の楠木建さんにお話しいただきました。詳しくはラジコのタイムフリー機能にてお聞きください。(聴取期間は1週間です。)

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