【北京共同】中国商務省は26日、米国や日本などから化学薬品の原料が不当に安い価格で輸入された可能性があるとして、反ダンピング(不当廉売)の調査を始めたと発表した。トランプ米政権が、中国に対する知的財産権侵害を理由とした制裁措置を決め、鉄鋼やアルミニウムの輸入制限を発動したことへの対抗措置の可能性がある。
調査対象は、米国と日本に加え欧州連合(EU)、韓国、タイから輸入された「フェノール」と呼ばれる化学薬品などの原料。染料や農薬、消毒剤などに幅広く使用されるという。
2018/3/27
中国、米に不当廉売調査 化学薬品原料、対抗措置か
博士(経済学)・帝京大学経済学部教授・慶大経済学部非勤
宿輪純一
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