安倍晋三首相は9日、トランプ米大統領と電話会談し、米軍のシリア攻撃や、北朝鮮による核・ミサイル開発問題を巡り協議した。首相は「同盟国や世界の平和と安全のために強く関与していることを高く評価する」と伝達。トランプ氏はシリアへのミサイル攻撃について、化学兵器を二度と使わせないためだと説明した。北朝鮮問題では、日米韓3カ国の緊密連携が極めて重要だとの認識で一致した。
会談は約45分間で、米側が申し入れた。首相はシリア情勢に関し「わが国は化学兵器の拡散、使用を抑止するため責任を果たそうとする米国の決意を支持する」と改めて強調した。
2017/4/10
首相「平和への関与を高く評価」 シリア攻撃で日米電話会談
ジャーナリスト
田原総一朗
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トランプ大統領はシリアのアサド政権が化学兵器を使ったと断定してシリアの空軍基地をミサイル攻撃した。だが、本当にアサド政権が化学兵器を使ったかどうか厳密な調査はしていない。
かつてブッシュ政権がフセインのイラクが大量破壊兵器を隠し持っていると断定してイラク戦争を始めた。だが、結果的に大量破壊兵器はなかった。そしてイラクを中心に中東に混乱が広がった。トランプはその事を覚えてるはずだ。
シリア攻撃はシリア問題を解決する手段にはならず、いわばトランプの自己満足に終わるのではないか。
田原総一朗
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