2018/5/08

アイボ、3カ月で出荷1万台に 生産増強を検討、ソニー

 ソニーは7日、人工知能(AI)を搭載した新しい犬型ロボット「aibo(アイボ)」の出荷台数が4月中旬に1万1111台に達したと発表した。ソニーが新型アイボの出荷台数を明らかにするのは、1月に発売してから初めて。想定以上の需要があるとして、ラインの増強など生産増に向けた施策を検討する。
 1999年から2006年まで生産した旧製品の「AIBO」は、累計で約15万台を販売した。担当者は「先代のAIBOと遜色なく多くのお客さまから購入希望が寄せられている」としている。
 新型アイボはAIを使って独自の成長をするのが特徴。ソニーのオンラインストアなどで買える。

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拓殖大学非常勤講師
塚越健司
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1999年から2006年生産の旧アイボの総販売台数が15万台なので、1月発売で1万台の出荷というのは上出来といえるのではないでしょうか。SNS時代のアイボなので、Twitterやインスタ、YouTubeといった現代的なツールで愛らしいアイボの姿が拡散されるのであれば、今以上に人々に認知され、売れるのではないでしょうか。


社会学の研究者としては、今後飼い主とアイボの間にどのようなコミュニケーションが行われるのかが楽しみです。旧アイボは、古くなって故障した部分を飼い主が「老い」と感じたり、ちょっとした動きに「生」を感じたことが報告されています。広義のコンピュータと人間社会の関係を考える上でもアイボは欠かせない存在であると思います。

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