2017/4/19

日本、1・2%成長に上げ IMF予測、世界全体も上向き

国際通貨基金(IMF)は18日、世界経済見通しを発表した。日本の実質国内総生産(GDP)の成長率は2017年が1・2%、18年が0・6%と予想し、1月時点からそれぞれ0・4ポイント、0・1ポイント上方修正した。世界全体の景気も上向くと見込んだが、北朝鮮を巡る緊張の高まりを、景気を減速させかねない懸念材料の一つに挙げた。
 日本は輸出から輸入を差し引いた貿易収支が16年に6年ぶりに黒字に転換し、成長を押し上げた。この傾向が17年も続くと予想し、見通しを上方修正した。ただ、18年は財政による景気押し上げ効果が弱まり、成長は減速すると見込んだ。

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みずほ証券チーフクレジットストラテジスト
大橋英敏
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世界経済は、①中央銀行による緩和的な金融政策、②財政拡張的な政策、および③好調な中国経済、という3つの強力な支援材料により堅調と言えますし、それは昨年の中盤には確実視されていました。


いつも思うのですが、IMFの推計は遅行系列ですし、今後の見通しは足元のトレンドをなぞっただけのことが多いことを認識しましょう。

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