2018/5/09

米、イラン核合意離脱を表明 制裁再開とトランプ大統領

【ワシントン共同】トランプ米大統領は8日、米国がイランや欧州諸国などと2015年に結んだ核合意からの離脱を表明した。解除していたイランへの制裁を再開し「最高レベルの経済制裁を科す」と宣言した。核拡散防止条約(NPT)を柱とする国際的な核不拡散体制が揺らぎかねず、中東情勢の緊張も高まりそうだ。
 環太平洋連携協定(TPP)や地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」に続き、オバマ前政権が結んだ国際協定を否定する姿勢を鮮明にした。一方、英国のメイ首相、フランスのマクロン大統領、ドイツのメルケル首相は核合意にとどまり、合意の履行を続けるとする共同声明を発表した。

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