2018/6/08

南海トラフ、被害1410兆円 巨大地震、「国難」と土木学会

 東海地方や西日本を中心に大きな被害が想定されている南海トラフ巨大地震が起きた場合、地震の揺れや津波による道路など公共インフラの損害で長期的に1410兆円の被害が生じるとの推計を7日、土木学会が公表した。学会は「国難」レベルの災害になるとして、対策の強化や都市機能の分散を進めるべきだとしている。
 土木学会の委員会が公表した報告書によると、南海トラフ巨大地震の発生から、経済がほぼ回復するとみられる20年後までの間に、インフラの破損などに伴う経済活動の低迷で1240兆円、建物や工場、個人の資産で170兆円が失われるとした。

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