2018/10/10

IMF、19年の成長率引き下げ 貿易摩擦「主要な脅威」

【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は8日、世界経済見通しを発表した。米国と中国の貿易摩擦悪化を背景に、2019年の世界全体の実質経済成長率は、7月時点の予想から0・2ポイント引き下げ、3・7%と予測した。世界経済を押し下げるリスクが強まっていると分析、貿易摩擦を「主要な脅威」と位置付けた。
 米国と中国も0・2ポイントずつ下方修正し、それぞれ2・5%、6・2%に減速するとした。日本は0・9%のまま据え置いた。
 IMFは貿易摩擦が一段と拡大すれば、世界の国内総生産(GDP)は最悪の場合、貿易停滞や金融市場の混乱などで0・8%以上縮小すると試算する。

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