2018/10/18

KYB免震装置改ざん、影響拡大 原発施設や五輪会場も、補償検討

油圧機器メーカーKYBによる免震・制振装置のデータ改ざん問題で、全国各地のさまざまな施設で不正製品と同型の装置が使われていることが17日、明らかになった。原発の関連施設で使われているほか、東京五輪・パラリンピックの競技会場にも設置されていることが判明するなど影響が広がった。KYBは納入先の自治体などへの連絡を急ぐとともに、交換や補償を求められた場合の検討に入った。
 問題の装置は油の粘性を利用して建物の揺れを少なくするオイルダンパーで、KYBと子会社が基準の範囲内に収まるようデータを改ざんしていた。地震の際に建物への影響が想定より大きくなる恐れがある。

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