2017/8/11

東芝1カ月遅れで決算報告 上場廃止ひとまず回避

 経営再建中の東芝は10日、2017年3月期決算の有価証券報告書を関東財務局に提出した。提出は法定期限から1カ月以上遅れたが、PwCあらた監査法人から「限定付き適正意見」を受領し一定の「お墨付き」を得られた。東芝の株式は現在、東京証券取引所市場第2部で取引されているが、上場廃止の危機はひとまず回避した。
 同時に発表した17年4~6月期連結決算は本業のもうけを示す営業利益が966億円と、第1四半期では過去最高になった。スマートフォンの記憶媒体に使われる半導体の事業がけん引した。

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