日銀は10日、4月の地域経済報告(さくらリポート)を発表し、全国9地域のうち北陸の景気判断を引き上げ、残り8地域は据え置いた。北陸新幹線の開業効果で外国人宿泊客が増えたほか、海外経済の回復でスマートフォン向けの電子部品などの生産が増加した。
北陸は「緩やかに拡大している」とし、さくらリポートを始めた05年4月以来、初めて「拡大」との見方を示した。他地域も「拡大」や「回復」しているとした。
一方で、海外経済の不透明感を懸念する企業も多く「米新政権の政策が不透明で、メキシコ工場の能力増強投資を先送りした」(関東甲信越の金属製品メーカー)といった声もあった。
2017/4/11
日銀、北陸で景気判断引き上げ 8地域は据え置き
関連ニュース
人気コラムランキング
-
1
-
2
-
3
-
4
-
5