熊本地震、１４日で１年 仮設住宅などに避難、４万７千人

　最大震度７を２度観測した熊本地震で、仮設住宅などで避難生活を送る被災者は３月末時点で４万７７２５人に上ることが分かった。熊本県が１３日、明らかにした。民間賃貸住宅を行政が借り上げる「みなし仮設」の入居者が相次いだため、昨年末から約４３００人増えた。熊本地震は１回目の激震から１４日で１年。「孤独死」とみられるケースも確認。コミュニティー形成の取り組みを進めている。
　気象庁によると、余震は続き、震度１以上の有感地震は計４３００回近くを観測。強い余震を恐れ、しばらくは車中泊をする人が多く、避難所以外で寝泊まりする人の実態把握や支援の在り方が課題となっている。