2017/4/26

辺野古、工事差し止め提訴へ 沖縄知事、政府との法廷闘争再び

 沖縄県の翁長雄志知事は25日午後、政府が米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部を埋め立てる護岸工事に着手したことに「重大な決意で対処」し、工事差し止め訴訟を起こすと明言した。県が許可していないとする「岩礁破砕行為」を確認後、直ちに提訴する方針。県庁で記者団の取材に応じた。政府と県が再び法廷で争うことが確実となった。
 普天間移設問題は、1995年の沖縄少女暴行事件を受けた日米の全面返還合意後、20年以上にわたり日米間の「喉に刺さったとげ」となってきた。過重な基地負担を訴える沖縄県側は阻止へ「あらゆる手段」を駆使し、必死に抵抗を続けている。

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