2018/3/09

TPP11署名、来年発効へ 巨大経済圏、米で動揺も

【サンティアゴ共同】日本など環太平洋連携協定(TPP)参加11カ国は8日午後(日本時間9日未明)、チリの首都サンティアゴで米国抜きの新協定に署名した。米離脱から1年余りで巨大経済圏づくりが最終合意に達し、署名式に出席した茂木敏充経済再生相は記者会見で「アジア太平洋の貿易、経済成長を促進する」と意義を強調した。各国は2019年の早い時期の発効を目指し、国内手続きを進める。
 11カ国が米復帰を望んできた半面、トランプ米大統領は自国有利に見直す再交渉抜きでは応じない構え。鉄鋼輸入制限のような強硬策への懸念も強くTPPや自由貿易体制は今後も米国に揺さぶられる。

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