文化放送 東日本大震災支援キャンペーン 勇気と元気つながろうジャパン! 文化放送

ラジオ1000台を宮城県亘理町「FMあおぞら」へ寄与しました

「東日本大震災被災地にラジオを送ろうキャンペーン」を実施している文化放送とニッポン放送は、4月17日(日)、両局のパーソナリティおよびアナウンサー4名が、宮城県亘理町の臨時災害放送局「FMあおぞら」をたずね、キャンペーンで集めたラジオ1000台と乾電池を寄与しました。

「FMあおぞら」をたずねたのは、文化放送の番組パーソナリティ・K太郎と小島よしおと、ニッポン放送アナウンサー吉田尚記と飯田浩司の4人です。

津波で集落全体が水没した亘理町は、防災無線とメールのサービスと臨時災害放送局「FMあおぞら」の放送の3つが、津波注意報・警報を知らせる連絡手段となっていますが、大きな余震では携帯電話がつながりにくくなり、無線塔も倒され防災無線が届かない地域があります。そのような中で、ラジオが大きな役割を担っているということで、今回の「FMあおぞら」へのラジオの寄与が決まりました。

4人はこの日早朝、ラジオを荷台に載せた車で出発。約4時間かけて現地に到着し、亘理町役場内の「FMあおぞら」にラジオ1000台と乾電池を届けました。さらに午後1時からの「FMあおぞら」の放送にも出演。MCの西垣裕子さんから「東京からなんと、ラジオ1000個が届きました。本当にありがとうございます。本当にサンタクロースがきてくれたような嬉しい気持ちでいっぱいです」と紹介されると、4人は「ラジオ一つひとつに送り主からの応援メッセージが書かれています。被災地への思いが詰まっています。その思いを届けに来ました。皆さんも頑張ってください」などと、被災者に力強く、声の応援メッセージを届けました。

この日の様子は、K太郎と小島よしおが担当する20日(水)夜のワイド番組『レコメン!』をはじめとした各番組で、それぞれリスナーに報告する予定です。

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 お二人の感想です。

小島よしお--------------------------------------
テレビで毎日のように報道されているので
ある程度覚悟をして見に行きました。
実際目の当たりにすると
それを遥かに上回る惨状でした。
電信柱が倒れていたりトラックがひっくり返っていたり
根元から大木が倒れていたり...
しかし被災された方々の顔は
思っていたよりも明るかったです。
もしかしたら無理をしていたかもしれません。
しかしその笑顔に逆に励まされました。
改めて日本中がひとつとなり
この危機を乗り越えなければならないと
強く思いました。
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K太郎------------------------------------------
福島県との県境に近い、宮城県亘理町は、城下町の名残を感じさせる
建物が所々にあります。一見、大きな被害のない穏やかな町でしたが、
海岸に近づくにつれて風景が一変。津波を受けた、受けないの差は、
道路一本を挟んで、想像以上にくっきりと町を分断していました。
僕らは東日本沿岸部を大まかに被災地と呼んでいますが、現地では
同じ町の中でも津波の被害にあった場所を被災地と呼んでいるようでした。
文化放送を代表し、現地の方には、文化放送までラジオを持ってきてくれた
皆さんの「気持ち」を渡しにきたと伝えました。亘理町に行くことになったのも
何かのご縁なので、今後も何らかの形でご協力できればと思います。

(分厚い防風林はなぎ倒され、砂浜に防潮堤はありません。もし、また津波警報
がきたら・・・。ラジオをお渡ししたFMあおぞらの方は、危険を知らせる手段の一つとして、
1000台のラジオを活用したいとおっしゃっていました。)

(津波の被害にあった地域の至る所に、赤い旗が立っていました。黄色い旗は、
瓦礫は撤去して家は残して欲しい。赤い旗は、崩れかけた家も瓦礫も撤去して欲しい。
というサインだそうです。多くの方が決断に時間がかかり、なかなか赤い旗を立てられな
かったそうです。赤い旗は、重い決断の印でした。)
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「FMあおぞら」様よりお手紙が届きました
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このブログ記事について

このページは、文化放送が2011年4月19日 11:30に書いたブログ記事です。

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