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「さかなクンのおさかなクイズ(2)」
コーチャー/さかなクン(お魚らいふ・コーディネーター)
大村正樹&さかなクン
大村正樹
キッズのみんな、こんにちは。サイエンステラーの大村正樹です。今週もシークレットラボを飛び出して、横浜・八景島シーパラダイスへやってきました。もちろん今週もさかなクンが登場します。八景島は最高潮の盛り上がり。興味深い魚のクイズ、魚の豆知識などもあります。みんなも一緒になって考えてください。お知らせの後、さかなクンの登場で〜す。
大村正樹
今日のサイコーも、先週に続いてさかなクンです。どうも〜!
  ヒャヒャ〜! 大村さん、よろしくお願いします。
大村正樹
シーパラダイスに集まったみなさん、もうさかなクンにラブラブですね。愛を感じますよね。
  うれしいですねぇ、みなさま〜。大村さん、もう夏ですねぇ。
大村正樹
はい。今日もよろしくお願いしま〜す。
お願いいたします。
大村正樹
今回もさかなクンに問題を出してもらっちゃおうかなぁ。いいですか?
  もちろんでございます。
大村正樹
正解者には、番組特製の携帯ストラップと携帯モッパーをプレゼントします。会場のみなさんも、ラジオの前のみなさんも考えてね。じゃあ、問題にいきましょうか。
はい。
大村正樹
さかなクンの問題で〜す。
ギョギョッと! それではみなさま、「日本で魚の王様とされているのは?」。
大村正樹
さかなクン!。
ヒャ〜。大村さん、うれしいっ!
大村正樹
日本の魚の王様って何?
  はい。それはもう“めでたい”ということで、タイです。
大村正樹
あっ、タイ。
姿、形の美しさ、色のあでやかさ、そして味の美味しさと三拍子揃っていて、日本の魚の王様です。では、めでたい赤色のタイは、一体何で赤いのでしょう?
大村正樹
タイは何で赤いのか? そんなこと、人の肌が何で肌色なのかと同じじゃないの?
ハハハ、なるほど。
大村正樹
考えてもしょうがないでしょう?
実は意味があるんですよ〜。
大村正樹
意味がある?
お魚の色には意味があるんです。
大村正樹
今日の第2問、「タイは何で赤いのか?」。非常にシンプルな問題です。あっ、お父さんが手を挙げています。
お兄さん?
大村正樹
さかなクンにはお兄さんに見えたんですね。大村的には、お父さんに見えちゃいました。ごめんなさいね、どちらか分かりませんが。さぁ正解は?
日に焼ける。
ヒャ〜!
大村正樹
日に焼けて赤い。
“すっギョく”いい答え。楽しいっ!
大村正樹
すっごくいい答だったそうです。
でも正解じゃありません。間違いだけど、楽しい答えですねぇ。
大村正樹
はずれなの?
  実は、タイは日焼けさせると黒くなっちゃうんです。
大村正樹
養殖もののウナギは黒いというものねぇ。
はい。タイも養殖すると黒くなっちゃうんですね。
大村正樹
そうか。
  ちゃんと日焼けしないように黒いカバーをかけてあげると、黒くならずにすみます。
大村正樹
じゃあ、ほかに分かる人、何でタイは赤いのか?
  ・・・・・・。
大村正樹
じゃあ僕が答えます。おめでたいから赤いんじゃないの?
ヒャ〜、そうではなくて、タイが生きていくためにこの色がとっても役に立つんです。
大村正樹
生きるために赤いの?
  そうです。
大村正樹
分かる人は手を挙げてください。
ヒントを出しましょう。ヒラメやカレイは砂と同じ色になりますね。タコやイカも周りの色と同じ色になります。
大村正樹
保護色ということですか?
そうですね。
大村正樹
ヒントを聞いて分かった人いるかな。何でタイは保護色で赤くなる必要があるのか? 誰も分からないようです。さかなクン、答は?
マダイやキンメダイのような赤い色のお魚は、青い海の底では黒っぽく見えて目立たないんです。だから、サメなどの天敵にも気づかれないし、大好物の小魚や小さなエビ、カニにもそっと近づいて食べることができます。
大村正樹
赤い色をしていると敵に目立たないんですか?
  そうなんです。
大村正樹
へぇ〜。
水深100メートルぐらいのところだと、赤が目立たない色なんです。だからマダイやキンメダイ、アコウダイなど水深100〜200メートルぐらいに暮らす海の魚は赤いんですねぇ。
大村正樹
僕もさかなクンとお話をするために、ちょっと勉強してきたことがあるんだけど。
ワーッ! どんなことでギョざいましょう? 教えてください、大村さん。
大村正樹
あのね、長い名前の魚を見つけたの。
長い名前の魚、いますねぇ。
大村正樹
チョウチンアンコウとか長いじゃないですか。
9文字ですねぇ。
大村正樹
そしたら、すごいよ! ミツクリエナガチョウチンアンコウという魚を発見。
  ミツクリエナガチョウチンアンコウ! みなさま、ギョぞんじでしょうか?
大村正樹
これは16文字だと思うんだ。
  はい。描いてみましょう。
大村正樹
絵を描いてくれてるの? さかなクン、ありがとう!
  大村さんが調べたミツクリエナガチョウチンアンコウという魚は、これです! 深い海の底に住む、真っ黒で体の丸いアンコウの仲間です。
大村正樹
やっぱり深いところにいるんですね。
  そうです。ミツクリエナガチョウチンアンコウという名前の「ミツクリ」というのは、実は人の名前なんです。
大村正樹
えっ! そうなの?
昔々、箕作佳吉(みつくりかきち)さんという動物の学者がいたんです。この方のお名前にちなんで、ミツクリと名付けられました。
大村正樹
人の苗字でミツクリ。で、次のエナガというのは?
エナガというのは、頭からぶら下がっているちょうちん部分の柄がとっても長いんです。近い仲間のチョウチンアンコウは、この柄の部分が割と短い。チョウチンアンコウに比べると柄が長〜いという意味なんですねぇ。
大村正樹
で、ミツクリエナガチョウチンアンコウ。
  さようでございます。
大村正樹
分かりました。
でも、大村さん、最近もっと長い名前の魚を見つけたんですよ。
大村正樹
えっ、何?
  ウケグチノホソミオナガノオキナハギ。これは五七五で作られた名前なんですね。
大村正樹
ウケグチノ〜、ホソミオナガノ〜、オキナハギ。
  17文字です。
大村正樹
五七五だ。ウケグチということは、あごが出てるってことね?
  そうです。
大村正樹
ホソミオナガということは、身が細くて尾っぽが長い。オキナハギは?
  お髭が生えてるから、おじいさんという意味の翁(おきな)。ハギはカワハギの仲間です。
大村正樹
じゃあ、元々カワハギの仲間だったんだけど、オキナが付いて、オナガが付いて、ホソミが付いて、ウケグチが付いたという。
ヒャ〜、何とも欲張りなお名前ですねぇ。“名は体を表す”と言いますが、実は先ほど出たタイも、体が平たいということで平ら→平たい→タイとなったんです。
大村正樹
そうなんですか。
アジは「味がいい」、「いい味だ〜」ということでアジと名付けられたと言われています。
大村正樹
へぇ〜。
サメも小さい目→サメ。サバは小さな歯がズラッと並んで、小さい歯→サバ。
大村正樹
へぇ〜。じゃあ、マグロは何でマグロなの?
大きな目が黒々と輝くことから、目が黒い→目黒→メグロ→マグロとなったと言われています。
大村正樹
サンマは?
サンマは幅が狭い魚です。前から見ると特に狭いので、昔は狭真魚(サマナ)と呼んだそうです。それで、サマナ→サンマとなったと。
大村正樹
分かりました。今日紹介させてもらった魚に関するクイズ、実はさかなクンの著書『あいうえお魚くいずかん』という本に載ってますので、ぜひチェックしてみてください。
  ありがとうございます。読んでください。さかなクンのイラストもいっぱいでございます。
大村正樹
さかなクン、僕らも出会って3年目になるけど、この番組もお蔭さまで元気に続いてるの。
  うれしいですねぇ。もっと頻繁に呼んでください。
大村正樹
本当に来てくれる?
  もちろんでございますよ。
大村正樹
だって、さかなクン、忙しいんだもの。
  次はとびっきりの美味しいお魚を持って伺います!
大村正樹
ありがとうございました。今週のサイコーは、さかなクンでした〜。
ヒャヒャ〜! ありがとうございました。
大村正樹
今週の出張サイエンスキッズはどうだったかな? さかなクンは本当に色々な知識があって、好きなことを突き詰めれば、お仕事にまでなっちゃうんですね。あっ、違うか。さかなクンはお仕事じゃないね。あくまでも、さかなクンはさかなクンなんです。
さかなクン
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タイ
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サンマ
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ヒャヒャ〜! ありがとうございました。
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