防災への取り組み

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東日本大震災から7年 特別番組・特集のご案内

2011年3月11日に起きた東日本大震災から7年が経とうとしています。文化放送は、この出来事を風化させないために、そしていざという時に備えての意識と行動を忘れないためにも、今年も震災について取り上げ、被災地の今と防災について今一度見つめ直します。

○『くにまるジャパン 極』


『くにまるジャパン 極』の3月9日(金)の放送では、3つの震災関連地に注目した東日本大震災特集をお送りします。


番組では、東日本大震災が発生した2011年、被災地・茨城県のラジオ局から生放送を行ったことを皮切りに、毎年この時期に福島県川内村や石巻・気仙沼市を現地取材し、3月11日付近に特集を組んで放送してきました。
そして7年を迎える今年も、1日限定企画として震災特集をお送りすることが決定しました。今回は「今、語り継ぐ2011年3月11日」をテーマとして、東電発電所、三陸鉄道、岩手県釜石市にそれぞれ取材を敢行し、各地の当事者や語り部さんたちに話を伺ったその模様をお届けします。概要は以下の通りです。

●タイからの電力無償支援の裏側と、発電所の今20180220くにまるジャパン震災特集_実際に使われた解体中のタービン.jpg
深刻な電力不足に陥った震災発生年の首都圏。その時、タイから発電所丸1つ分にあたるほどの膨大な発電設備が無償貸与され、更にそれを受け入れるために世界でも前例のない緊急対応が行われていた事実はあまり知られていません。本テーマでは、東京電力の担当者から当時の奮闘裏話を伺う他、設備受入先であった川崎火力発電所の現在の様子を紹介します。さらに、貸与元のタイ本国の電力会社(タイ発電公社(EGAT))を実際に訪れ、当時の総裁にインタビューした音声も放送。この大胆な決断に至った経緯や自身の思いに迫ります。

●三陸鉄道 復旧までの3年間と今20180220くにまるジャパン震災特集_三鉄・南リアス線に乗ってインタビュー.jpg
現在も南北線統一に向けて復旧工事が進められている、被災地・岩手県三陸海岸沿いを走る三陸鉄道。本テーマでは、三陸鉄道株式会社の社員へ取材を行い、震災発生時の話や、開通に至るまでの復旧活動の一部始終などを振り返っていただきます。そして現在の活動として、列車内で社員が震災の状況などを伝える「震災学習列車」も体験させていただき、その実態を紹介します。

●釜石の名物女将が語る、地元の「その時」と今20180220くにまるジャパン震災特集_(左)宝来館の女将、(右)野村邦丸.jpg
津波被害から再建を遂げた釜石の旅館「宝来館」で、間一髪で津波から生還したという女将へインタビューした模様をお送りします。彼女は、宿泊客を対象に毎朝、朝食後に語り部としての活動を行っており、取材では当時の体験談や旅館再建までの道のり、そして今とこれからの釜石に対する思いについても語っていただきます。また、女将の話を聞いた学生たちは何を感じたのか、その声もお送りします。

当日の放送では、7年という歳月を経た現在だからこそ語り継ぎたい3つのエピソードを、現場からの生の声を交えてお届けします。尚、今回の一連の企画は、当番組のパーソナリティ・野村邦丸がインタビュアーを務め、10時台・11時台に3幕に分けて放送します。


『斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!』

3月9日(金)の『斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!』は、震災で甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市出身のパティシエ・金野敬さんが浅草で営む「K's cafe」から1日生放送でお送りします。

金野さんは、震災後に気仙沼へ戻り、被災者を支援するボランティア団体を立ち上げ、それが発展した形で浅草に同店を開業。現在は気仙沼出身者の個展や気仙沼産の食品販売などを随時開催し、被災地の方々が集うお店となっています。

当日は、そんな「K's cafe」に仮設スタジオを設置し、全編を現場から生放送します。店を営む金野夫妻のこれまでの7年、店に集う近所の人々の思い、そして気仙沼などからの生中継を交えて、被災地・被災者の現在をお伝えします。


特別番組『シリーズ 被災地の真実「福島 ふたつの病院の物語」』

3月10日(土)午後7時からは、1時間の特別番組『シリーズ 被災地の真実「福島 ふたつの病院の物語」』を放送します。

一連のシリーズでは震災発生の年から被災者が今おかれている状況を伝えるため毎年様々なテーマでお届けしており、今回が8回目の放送となります。

今年は、被災後に現地の医師や住民が自ら地域のために設立したという、福島県のふたつの医療機関にスポットを当てます。今も続く被爆の恐怖と戦いながら現場で奮闘する医師や、医師を支える職員、不安さえなかなか口に出せないでいる患者の言葉から、放射能事故が地域の医療現場にもたらした問題の深刻さと、今何が求められているのかを浮き彫りにしていきます。

【番組概要】
『文化放送サタデープレミアム シリーズ被災地の真実「福島 ふたつの病院の物語」』
■放送日時
2018年3月10日(土) 午後7時00分~7時55分
■出演者
渡辺瑞也医師(新地クリニック)/藤田操医師(たらちねクリニック)
飯田亜由美さん(認定NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね)


東日本大震災特別番組『もう一度逢えるかな~高田高校1年2組』

20180220アーサービナード震災特番_アーサービナード1.jpg東日本大震災から7年。文化放送は被災地への取材を続け、数々の震災特番・特集を放送することで、リスナーに被災地・被災者の「今」を伝えてきました。震災から7年を迎える今年も3月11日(日)に、詩人アーサー・ビナード氏が被災地・岩手県陸前高田市を取材した模様を特別番組としてお届けします。

アーサー氏は、現在文化放送の夕方ワイド『斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!』内の番組『アーサー・ビナード 午後の三枚おろし』(月-金 午後5時34分~)に出演中で、自ら被災地訪問や戦争体験者取材に取り組むなど、忘れてはいけない歴史を訪ね歩く活動を精力的に続けています。

20180220アーサービナード震災特番_アーサー氏が2007年に高田高校で授業を行った際の写真.jpg今回の企画は、アーサー氏のもとに、陸前高田で被災した方から一通の手紙が届いたことをきっかけに実現しました。アーサー氏は震災前の2007年に、甚大な津波被害を受けた岩手県立高田高等学校で詩作の授業を行ったことがあり、縁あってその10年後の2017年にも同校で授業を行いました。

番組ではアーサー氏が、当時の思い出を語るとともに、当時の生徒達との再会を通じて陸前高田の今の姿と復興に向けた取り組みなどを伝えます。そして番組終盤には、午後2時46分の黙とうに向けた震災追悼式の生中継をお送りする予定です。

【番組概要】
『もう一度逢えるかな~高田高校1年2組』
■放送日時
2018年3月11日(日) 午後1時00分~3時00分 ※生放送
■出演
アーサー・ビナード
伊藤佳子


〇『The News Masters TOKYO』

「東日本大震災から7年。地元発ビジネスのいま」

...東日本大震災から3月11日で7年。
被災地では、復興や町おこしのため、様々な新しいビジネスが立ち上げられました。
そういったビジネスの現状について、3月12日~14日の3日間にわけて特集します。

①3月12日(月)「カキを観光の目玉に 岩手県大船渡市の6次連携」
地元の漁業関係者、加工業者、観光業者が一緒になり、カキを目玉に据え、観光客を大船渡へ呼び込む取り組みをスタート。
"6次産業化"のコツは「連携」でした。
大船渡6次連携①.JPGのサムネイル画像大船渡③屋形船.JPG

②3月13日(火)「福島県富岡町で新規開業したビジネスホテル」
去年4月に町の大部分で避難指示区域が解除、10月には常磐線の富岡駅が営業を再開した富岡町で、新たにビジネスホテルが開業しました。
地元の個人事業主たちが新規参入してホテルを始めた理由とは。
富岡③富岡ホテル渡辺さん.JPGのサムネイル画像富岡④ホテル外観.JPGのサムネイル画像富岡①2017年常磐線再開.JPGのサムネイル画像

③3月14日(水)「宮城県南三陸町、女性たちがミシンで作る未来」
南三陸町で、ミシンや手作業でオリジナル商品を作り出す女性たち。
商品へ込めた思いと、事業継続の難しさを伺います。
南三陸ミシン工房①.JPGのサムネイル画像南三陸③大森さん.JPG南三陸④ポーチ.JPG

【番組概要】
『The News Masters TOKYO』
【コーナー】
『トレンドマスターズ』(8時25分~8時30分ころ)
【放送日】
2018年3月12日(月)~14日(水)

2018年2月20日
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