今週もサックス奏者で、現在、7歳になるお嬢さんのパパでもある藤井尚之さんがゲスト。今日は尚之さんのご両親についてお話を伺ってみました。

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クボジュンさん「尚之さんのご両親の子育ての影響って、お子さんにもやっぱりどうしても出てくると思うのですけど、お父様、お母様はどういう方だったんでしょう?」
尚之さん「うちの親父は厳しかったですねぇ。すべてにおいて。鬼のような人でしたよ。」
クボジュンさん「しつけですか?」
尚之さん「また、僕の出来が悪かったんですよ(笑)」
クボジュンさん「お兄様のフミヤさんとタッグ組んで、お父様に反発する!みたいなことはなかったんですか!?」
尚之さん「デビューする時に、僕、まだ高校2年生だったんですね。デビューのきっかけがアマチュアの全国大会のバンドコンテストで、グランプリをとってすぐにデビューしないかってお話はあったんですけども、とりあえず高校卒業までは待ってもらって。その時点では親父はやっぱり反対してたんですね。」
クボジュンさん「どうしてですか?」
尚之さん「だって、兄弟二人ですから・・・。」
クボジュンさん「二人じゃなければいいってことですか!?」
尚之さん「そうです!でもちょっと待てよ、兄ちゃんはボーカルだぜ!?って。じゃあ、もう必然的に僕が残るしかないかと。」
クボジュンさん「心配だったんですかね?」
尚之さん「そうでしょう。なんだかよく分からない世界で。しかも兄貴はその時まだ国鉄の職員だったんですよ。」
クボジュンさん「ああ~、だからこそ。固いお仕事を捨ててまでってことですね。」
尚之さん「でもレコード会社の人に説得してもらったんですよ、親父を。」
クボジュンさん「どんな反応でした?」
尚之さん「おふくろもいたんですけど、親父に「もういいじゃない、あきらめんね」って言うんです。親父が正座してボソッと一言、レコード会社の人たちに「息子たちをよろしくお願いします」って折れてくれたんです。」
クボジュンさん「それくらい頑ななお父様だったんですね。お母様は」
尚之さん「田舎の肝っ玉母さんって感じで。町中のおばちゃんを知ってるわけですよ、美容院だったもんで。」
クボジュンさん「そりゃそうですよね。みんな美容院に来ますもんね。」
尚之さん「普通に歩いてるだけで、「あ、どこどこのおばちゃんだ。挨拶しないと!」ってなる。そういう町ぐるみで見てもらってたって感じですよね。悪いこともそんな、ねぇ(笑)」
クボジュンさん「お母様はハイカラというか、オシャレな方だった?」
尚之さん「だったんじゃないですかね。ジャズとか好きでけっこう聴いたりしてましたしね。」
クボジュンさん「その影響っていうのはやっぱりありました?」
尚之さん「あったんじゃないかな。子供ながらにグレン・ミラーとか聴いてましたし。」


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【本日の1曲目】 ELLIE MY LOVE /レイ・チャールズ
【藤井尚之さん 選曲】 あゝ人生に涙あり /里見浩太朗  
先週とはまた全然違う選曲に驚きを隠せなかったクボジュンさんでしたが、尚之さん曰く「これはもうジャパニーズボレロ!詞の内容も素晴らしい!泣けてくるぜ!あ~、この曲をカバーすれば良かったなぁ!」
聞いたところによりますと、この曲をカラオケでも熱唱されるのだとか。

【久保純子 My Sweet Home】 2017年4月16日 09:38