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今週は、2月15日にアルバム『foot of the tower』を出されたテナーサックス奏者の藤井尚之さんをお迎えしてお送りしました。

クボジュンさん「タイトルから伺いたいんですが、"タワーの足元"ですね。これはどうしてまた?」
尚之さん「今回のアルバムを制作したスタジオが東京タワーのすぐ近くなんです。なんかすごい所で働いてるなぁ、イコール、生きてるんだなぁって。福岡の久留米市という田舎から出てきて、東京のド真ん中で生きてるんだって感じたんですね。そういうことをタイトルにしたかった。ましてや今回はサックスをフィーチャーしたアルバムだったんで。自分はサックス吹きであるということを世に示したかった。」
クボジュンさん「日本で第一人者といって過言ではないんじゃないですか?色んな世代にサックスを知ってもらったという意味で。」
尚之さん「この楽器があったから今の自分があるようなもんなので。サックスという楽器が自分の看板というか名刺になれば・・・。」
クボジュンさん「この選曲もかなりこだわりがあった聞いています。」
尚之さん「カバーするってなると、皆さん、マニアックな曲だったりとかあんまりやってない曲を選択しがちなんでしょうけども、あえて逆に絶対知ってるよねっていう曲を選んで。「どういう曲なんだろう?」ってならないから、そうなると演奏に耳がいくんじゃないかと思って。」

クボジュンさん「サックスのどういうところが難しさであり、魅力なんでしょう?」
尚之さん「一番声に近い楽器と言われてますから。演奏法によっていやらしくも出来るし、迫力も出せる。楽器っていう間接的に使うじゃなくて、もう体の一部のようにコントロール出来るようにならないといけないなと思ってるんですよ。それがまだ出来てないので・・・まぁ、一生かかっても無理なんでしょうけれども(笑)」
クボジュンさん「そもそも楽器に興味を持ったきっかけは?」
尚之さん「矢沢永吉さんがやっていたキャロルというバンドがありまして、それを見た瞬間にもうこれはやるしかないって思ったんですよね、カッコよすぎて!バンドマンになりたいって。」
クボジュンさん「小学校の頃から音楽に関わりたいなって思ってたんですね。お父様は鉄道会社にお勤めでいらっしゃいました。それでもなく、音楽。当時バンドマンになりたい人、お友達にいましたか?」
尚之さん「けっこう兄ちゃんがいる連中がいっぱい居て。僕はまぁ、うちの藤井フミヤっていう人物の影響っていうのは大きかったですよね。」
クボジュンさん「7歳のお嬢さんのパパでいらっしゃいますけれども、楽器っていうのは子供にもおススメですか?」
尚之さん「サックスはリコーダーとおんなじ指使いだったものですから、意外と僕はすんなり入れましたね。」
クボジュンさん「お嬢さんは興味持ってます?」
尚之さん「あてがってます(笑) 一応、専用のサックス持ってて、音はもう出せますね。ただ手がまだちっちゃいので、指が届かないんですよ。」
クボジュンさん「えっ、じゃあゆくゆくは親子共演なんていうのも!?」
尚之さん「いや、本人がね、興味を持つかですね。無理くりやらせてもね。やりたいんだったらどうぞ教えますよって感じで。」
クボジュンさん「わぁ~、こんなに素敵な先生が近くにいらっしゃいますもんね。」

お兄様のフミヤさんとLINEでやり取りをされているお話も伺うことが出来ました。「絵文字は使います?」と思わず聞かずにはいられなかったクボジュンさんでした。来週も藤井尚之さんにお付き合いいただきます。お楽しみに!

【本日の1曲目】 藤井尚之さんの最新アルバム『foot of the tower』から Mission Impossible Theme 
【藤井尚之さん 選曲】 Tequila /The Champs  
尚之さんがサックスを始めて、一番最初に吹いた、コピーした思い出の曲を選曲してくれました。
【久保純子 My Sweet Home】 2017年4月 9日 09:35