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クボジュンさん「尾木ママと過ごさせてい頂くとほんわかしますね。」
尾木さん「あらあら、嬉しいわ!」
クボジュンさん「小さい頃から?」
尾木さん「多分ね、女子力がアップしてきたのは、やっぱり中学の教員になったとき、始めは男子校だったから良かったんだけど、女子を教えることになって、女子たちに集団反抗されたら学級崩壊なわけ。女子には気を付けろってアドバイス受けて、一年間くらいずっと観察してたの。どういう生き物かも分からないから。」
クボジュンさん「へぇー!」
尾木さん「そしたら、よく見てると、女の子同士でお手紙を送りあったり、交換日記をやったりしてて。いいなって思って尾木ちゃんとの交換ノートっていうのをやってね。女子にも男子にもノートを配って、書きたいこと何でもかいていいよって。落書きでも悩み相談でもいいよーって。そしたら女子が書いてくれるようになったの。」
クボジュンさん「どういうことが書かれているんですか?」
尾木さん「部活の話とか、あとは先生の悪口が多いね。職員室で読んでると隠さないといけないから、生徒に約束して家でしか読まないようにして、生徒が書いたページ数分のお返事を書いた。先生を忘れて、人生の先輩として書くよって。ひどい先生いるねぇ。贔屓してる先生って多いのよ。」
クボジュンさん「そういうやり取りを通して子供たちとの関係が変わってきましたか?」
尾木さん「女子たちと呼吸が合うようになってきましたよね。」
クボジュンさん「その語り口というか優しさっていうのはこういう女の子とのやり取りの中から出来上がっていったんですね。」
尾木さん「当時は丸文字とかも書いてたのよ(笑)」

クボジュンさん「尾木ママは、パパとしてはどうなんでしょうか?」
尾木さん「上の子と下の子とが8歳離れてるの。上の子の時、妻がすごい病気がちで、子育ては僕がほとんど担ったんですよ。」
クボジュンさん「元祖イクメンですね!?」
尾木さん「そうよ、元祖よ!」
クボジュンさん「そういうことをやるのに抵抗はなかったですか?」
尾木さん「うちの父親が料理とかやる人だったの。だから男の人がやることに違和感はなかったのよ。それに大学の四年間、自炊してたから大概のものは作れちゃう。」
クボジュンさん「はぁ~!言葉通り、尾木ママはママもパパも出来ていたんですね!」
尾木さん「仕事だけやってたら、普通の男性だったと思いますよ。」
クボジュンさん「お二人のお嬢さん、思春期はありました?」
尾木さん「上の子は、大学とかまで一緒に洋服を買いに行ったりしてましたよ。ま、財布の役目もあるんだけど。下の子の時はもう僕もだんだん仕事が忙しくなってきて、妻も元気になって来た。下の子は女房にべったり。そしたらね、反抗期なのか何なのか、中2の時に半年で四回も学校に呼ばれましたよ。」
クボジュンさん「そんなことが!」
尾木さん「先生から電話がかかって来て、「帰しましたから、理由は本人から聞いて下さい」って。嫌な言い方するのよ~。で、本人はルンルンで帰って来て聞いてみたら「ちょっと廊下の消火器まいただけ♪」なんて。」
クボジュンさん「ワイルド!!!」

大学生になってピタリと落ち着いたそうで、教師の目から見ていて中学生くらいの年の子は衝動的に体が動いてしまうんだってことも分かったと、苦労話も笑顔でお話してくれた尾木さんでした。


【本日の1曲目】 君は天然色 /大瀧詠一
【尾木直樹さん 選曲】 レット・イット・ゴー~ありのままで~ /松たか子
少し前に大ブームになったこの曲を選んでくれました。尾木さんのお孫さんがたちがこの曲が大好きで、歌って踊って見せてくれるのだそうです!かわいいでしょうね!


【久保純子 My Sweet Home】 2017年5月25日 14:11