今週も、漫画家の柴門ふみさんをお迎えしました。

クボジュンさん「現在、柴門さんは『恋する母たち』という作品を連載中です。不倫がテーマなんですよね?」
柴門さん「不倫ではなくて、恋がテーマです!」
クボジュンさん「恋というテーマですけど、10年くらいテーマを温めて、それから作品にというお話がありました。去年くらいから、不倫不倫聞きますよね?」
柴門さん「今、自分が60代になって、すごく冷静に40代の女性がが何に焦り何を求め何に悩んでいるのか、客観的に描けるようになったんです。魅力的な女性は、40代でも独身かな?と思うような素敵な女性が増えてた。10年前の柴門塾で聞いていたものが、そろそろ描けるかなと。」
クボジュンさん「漫画で描くのとエッセイで書くのは違いますか?」
柴門さん「私は絵でストーリーが動くんです。まず絵が見えてくる。」
クボジュンさん「エンディングも見えてるんですか?」
柴門さん「描いているうちに見えることの方が多いですね。」
クボジュンさん「お子さんたちはお母様の作品は読まれてる?」
柴門さん「読まないですね。息子はお父さんの作品は読んでるんじゃないかな。」
クボジュンさん「なんででしょう?」
柴門さん「うーん、肉親とお風呂入りたくないみたいな感覚じゃないですかね?私も娘のブログとか読もうと思わないですもん。」
クボジュンさん「でも、お嬢さんにとっても息子さんにとっても、素晴らしい恋愛アドバイザーが身近にいるってことですよね?」
柴門さん「全然っ!唯一、子供たちが私の作品で読んだのは、子供たちが小さい頃のエッセイ集ですね。自分でもその頃のことって覚えてないから、書いておいてよかったなって思います。」
クボジュンさん「お子さんたちが手を離れて、自分磨きもされているとか?」
柴門さん「私、49歳で自動車免許を取ったんです。ちょっと自慢しちゃいますけど、全部一発合格したんです。暗記なんて何十年ぶりとかで、使わない頭使ったから爆発するかと思いました(笑)」
クボジュンさん「えー!すごい!」
柴門さん「漫画描いてる時と運転は、脳の違う部分を使うのか、すごく良いストレス発散になるんです。都内は怖いので、山に行くと乗ってます。」
クボジュンさん「49歳の免許を取った作品はそろそろ作品に?」
柴門さん「あ、でもけっこう、運転してるシーンが漫画に出てくるようになりましたね。」
クボジュンさん「ああ、車って密室だし、他の人にバレなそうだから、重要な要素になりますよね!」
柴門さん「これからあと何年描けるか分からないから...頑張ります!」
クボジュンさん「何言ってんですか!お願いしますよ!」

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【本日の1曲目】 MY LIFE/ ビリー・ジョエル
【柴門ふみさん 選曲】 WE ARE THE WORLD/USA FOR AFRICA 
中学の時から洋楽が好きで聴いていたという柴門さん、「肌の色や人種など違っていてもみんなが同じじゃないかというメッセージがすごく伝わる曲だし、このアーティストはこういう人よってうんちくが語れる!」と選んでくれたのは今の時代にも聴きたい名曲でした。
【久保純子 My Sweet Home】 2017年9月 3日 09:48