番組内容
放送時間
番組概要
  「みんなの寅さん」第26回 最終回  2016年9月24日放送分 「吉田照美さんとマイ・ベスト・寅さんを語る」

文化放送「みんなの寅さん」 
・放送時間:文化放送 毎週土曜日6時40分~6時50分 

▪️山梨放送 土曜朝9時~
▪️北海道放送 日曜朝5時25分~

「みんなの寅さん」第25回 2016年9月17日放送分 「吉田照美さんとマイ・ベスト・マドンナを語る」

「みんなの寅さん」第26回 2016年9月24日放送分 「吉田照美さんとマイ・ベスト・寅さんを語る」(最終回)

2011年4月4日にスタートした「みんなの寅さん」今週放送分を持って最終回となりました。
最後は、番組の初代パーソナリティ・吉田照美さんをゲストにお迎えして、当時人気コーナーだった
「寅さん四方山話」を再現しました。

第25回はマイ・ベスト・マドンナを吉田照美さんに選んで頂きました。

3位 真野響子さん  第19作『男はつらいよ 寅次郎と殿様』
2位 吉永小百合さん 第9作『柴又慕情』、第13作『寅次郎恋やつれ』
1位    浅丘ルリ子さん 第11作『寅次郎忘れな草』、第15作『寅次郎相合い傘』、第25作『寅次郎ハイビスカスの花』、第48作『寅次郎紅の花』

そして第26回の番組内容採録です。

利明「娯楽映画研究家・佐藤利明です。「みんなの寅さん」今週も始まりました。先週に引き続き、2011年4月にスタートした、この「みんなの寅さん」の最初のパーソナリティ・吉田照美さんをゲストにお招きしています。照美さん、よろしくお願いします」

照美「よろしくお願いします。佐藤利明さんは、最初はこの番組の構成作家だったんですよね」

利明「そうです。でも、始まってすぐ、照美さんとの"寅さん四方山話"が始まりましたから」

照美「いろいろやったよね、"寅さん一人紅白歌合戦"とか"禁句の笑い"とか、いちいち切り口が良かったよね。」

利明「そんな「みんなの寅さん」ですが、実は本日が最終回。ということで、最後は照美さんとご一緒にという趣向だったのです。というわけで今日は、吉田照美さんのマイ・ベスト・寅さんということで、ベスト3を選んで頂きました」

照美「作品は僕が選んだけど、名場面は佐藤利明さんが選んでいますから。」

利明「では、照美さん、まず第3位は?」

照美「第3位は、第3作『男はつらいよ フーテンの寅』です」

第3位 第3作『男はつらいよ フーテンの寅』1970年

寅「亭主が帰ってくる、風呂が先か、酒が先か、スッと面を見てわかるようじゃねえとダメだよ、ねぇ、あ、それからもう一つおばちゃん、酒、ね、これは難しいよ、酒はひと肌、熱くもなし、ぬるくもなしって、ねえ、これがね燗のつけすぎでさ、こうやって注ぐだろ、このところまで持ってくる、目ぇツーンとアンモニアみたいになっちゃうまで燗をするようじゃ、これは女房として落第なんだよ」

照美「もう渥美さんの一人語り、抜群ですよね。これは理想のお嫁さんについて話しているうちに、寅さんの気持ちが大きくなっちゃうんですよね」

利明「女房の条件と言いながら、ほとんど、寅さんの願望ですから。この第3作『フーテンの寅』は、テレビの脚本を東盛作というペンネームで書いていた、森崎東監督の作品です。」

照美「三重県の温泉旅館の番頭さんをやっていると、おいちゃんとおばちゃんが温泉旅行にやってきて、バッタリ、というのがおかしかったなぁ」

利明「マドンナは新珠三千代さんでした。この作品はリアルタイムで?」

照美「大学生の時、新宿でオールナイトで寅さん三本立てをやっていて、そこで第1作から第3作までを一気見して、面白いなぁと夢中になりました。その後、アナウンサーになってからも、シリーズはリアルタイムで観てきましたけど、やっぱりファースト・インパクトにはかないません」

利明「ということは、第2位は自ずと?」

照美「第2作『続・男はつらいよ』です。寅さんが瞼の母をたずねたら、ミヤコ蝶々さんだったというのがすごかった」

第2位 第2作『続・男はつらいよ』1971年

寅「お前、金の無心に来たのかい? 俺は、さみしかったねぇ、それが血肉を分けた実のせがれにいう言葉かい?それじゃ、俺、あんまり三枚目だもんな、俺泣いちゃったよ、オンオン泣いちゃったなぁ」
夏子「寅ちゃん」
寅「はい!」
夏子「こんにちは」
寅「あ、どうもどうも」
(工員たちひっくり返る)

照美「佐藤さんは、初めて『男はつらいよ』に出会ったのは?」

利明「この番組でも何度かお話ししてきましたが、6歳になったばかりの時に、家族で第1作を銀座の映画館で見たのが最初です。とにかく面白くて、夢中になりました。というわけで照美さん、やっぱり第1位は?」

照美「佐藤利明さんにとっても、私吉田照美にとっても、文句なく1位は、第1作『男はつらいよ』です。では、佐藤さんが選んだベスト・シーンです」

第1位 第1作『寅次郎ハイビスカスの花』1969年

寅「車櫻なんて書きますってぇとね、誰も名前だとは思わねぇんですよ」
部長「ほぉ」
寅「ほう、車櫻なんてあるのかい?なんてね」
部長「なるほど、ハハハハ」
寅「へへ、いや、この櫻って字がね、面白うございましてね、ええ、木偏に貝二つでしょ、それに女ですから、ええ、二階の女が気にかかる、とこう読めるんですよ」
部長「これは面白い、ハハハハ」
寅「面白いでしょ?」

照美「やっぱり、渥美清さんおかしいよね。このシーンを佐藤さんが選んだのは?」

利明「まだ小学校に上がる前だったのですが、寅さんが、二階の女が気にかかるとか、この後、しかばねに水と書いて「尿」とか、しかし漢字ってのは面白うございますね、と漢字の成り立ちについて、面白おかしく話しているのが良かったんです。これが僕のファースト・インパクトでした」


利明「照美さん、ありがとうございました。もしも、最終回となれば、ぜひ、照美さんと思っていたので、楽しかったです。名残はつきませんが、寅さんが永遠の旅人であるように、僕らも永遠の寅さんファンである限り、いつでも寅さんに会えますもんね。(と締めて

エンディング
また、寅さんに関する最新情報は、寅さんFacebook をご覧下さい。

2011年4月にスタートした「みんなの寅さん」5年半の長きにわたり、「男はつらいよ」シリーズの楽しさを、皆さんと一緒に味わってまいりました。ご愛聴いただき、本当にありがとうございました。スタッフ一同、厚く御礼申し上げます。また、いつか、どこかで!



2016.09.25
  「みんなの寅さん」は2016年9月24日をもって最終回、旅に出ることになりました。

拝啓「みんなの寅さん」リスナーの皆さま

 

 皆さまに御愛聴頂いて参りました「みんなの寅さん」。2016924日(北海道では25日)の放送をもちまして、フィナーレを迎えることとなりました。スタート以来、5年半、700回を超す放送回数となり、おかげさまで長寿番組となることができました。

 

 この「みんなの寅さん」は、ラジオで聴く「男はつらいよ」と銘打って、山田洋次監督50周年、文化放送60周年を記念して、20114月4日(月)にスタートしました。当初は「吉田照美のソコダイジナトコ」のコーナーとして月曜日から金曜日までの週二日、二年間にわたって放送しました。


 浅丘ルリ子さん、吉永小百合さん、竹下景子さんを初めとするキャストやスタッフが語る秘話、そして皆様からのお便りをご紹介する「寅さんご意見箱」倍賞千恵子さんが朗読する、山田洋次監督作「小説・寅さんの少年時代 けっこう毛だらけ」と盛りだくさんの一週間でした。


 日曜日には「みんなの寅さん 日曜版」、ネット局では週一回の30分版と、様々なスタイルでの放送で、2012年には「春らんまん みんなの寅さんスペシャル」と銘打って三時間特番も放送しました。


 そして2013年からは、高橋将市アナとの「続・みんなの寅さん」を毎週日曜日に放送、2014年には、石川真紀アナとの「新・みんなの寅さん」となり、倍賞千恵子さんと佐藤利明による「ようこそ、くるまやへ」のコーナーも1年半続きました。

 

 わたくし佐藤利明は、最初は構成作家として裏方を務めておりましたが、いつしか初代パーソナリティ吉田照美さんとの「寅さん四方山話」に出演させていただき、"寅さん博士"なる称号も頂戴して、いつしかパーソナリティにさせて頂きました。

 

 番組の中からは「続・寅次郎音楽旅 みんなの寅さん」や「新・寅次郎音楽旅 男はつらいよ×徳永英明」、「寅次郎音楽旅 寅さんのことば」、三組のCDが誕生しました。


 東京新聞での「寅さんのことば」、夕刊フジでの「みんなの寅さん」連載も、この番組から派生していきました。「映画を語るラジオ」がCDや新聞連載、単行本へと拡がっていったのも、「男はつらいよ」の尽きぬ魅力のなせるわざでした。

 

 SNS時代ゆえに、リスナーの皆さんからの反響もビビッドに頂き、銀座シネパトスでの名画座上映企画「新春!みんなの寅さんまつり」や、柴又帝釈天での公開録音など、楽しい思い出をたくさん作ることができました。


 現在の10分番組、一人語りになってから早2年「みんなの寅さん」は、旅立ちの時を迎えました。5年半の長きにわたり、「みんなの寅さん」を応援してくださった皆さんには、本当に感謝!のことば以外には見当たりません。


 そして、これだけ僕らを魅了してくれる「男はつらいよ」を紡ぎ出してくれた、山田洋次監督、渥美清さん、そして映画に関わった全ての皆さんに、心より、素晴らしい作品をありがとうございます!です。

 

 「男はつらいよ」の楽しさ、素晴らしさ、面白さを、僕なりにお伝えして参りましたが、これからは、皆さんの番です。まだ、寅さんの魅力を知らない方がいたら、皆さんの言葉でその素晴らしさをお伝えしてください。「みんなの寅さん」は送り手だけのものではありません。寅さんを愛する全ての人、これから「男はつらいよ」を楽しんでくれる全ての皆様のことなのですから。

 

 わたくし、文化放送のスタジオでマイクの前に座っておりました時は、思い起こせば恥ずかしきことの数々、今はただ後悔と反省の日々を過ごしております。

 末筆ながら、皆様のご健勝とご多幸、豊かな「寅さん」ライフを過ごされんことを、遠い他国の空から、お祈り申し上げます。

 

平成28年9月吉日


              「みんなの寅さん」パーソナリティ 

                娯楽映画研究家・佐藤利明 


P.S. 9月17日と24日は、初代パーソナリティ・吉田照美さんをゲストに、番組初期のスタイルで「帰って来た寅さん四方山話」をお届けします。なお、勝手ながら、番組最終回終了後、この「みんなの寅さん」サイトも終了します。2011年から毎週、書いてきたコラムも読み納めとなりますので、どうぞよろしくお願いします。

 

 

2016.09.16
  「みんなの寅さん」第24回 2016年9月10日放送分 「いとうせいこうさんと寅さんを語る その2」

文化放送「みんなの寅さん」 
・放送時間:文化放送 毎週土曜日6時40分~6時50分 

▪️山梨放送 土曜朝9時~
▪️北海道放送 日曜朝5時25分~

「みんなの寅さん」第24回 2016年9月10日放送分 「いとうせいこうさんと寅さんを語る その2」

娯楽映画研究家・佐藤利明です。「みんなの寅さん」今週も始まりました。今週も、作家で俳優、そしてラッパーでもある、いとうせいこうさんをお迎えしての寅さん談義をお送りします。」
せいこうさんは、毎年、東京は台東区で開催されている"したまちコメディ映画祭in台東"の総合プロデューサーでもあり、僕も毎年お手伝いしているんですが、今年は、なんと山田洋次監督がコメディ栄誉賞受賞されます。


"笑い"で多くの人々に喜びを与えてくれた方を表彰する「コメディ栄誉賞」。第9回は、山田洋次監督に授与させて頂きます。『男はつらいよ』シリーズや『幸福の黄色いハンカチ』をはじめとする数々の名作を世に放ち、日本の映画界を牽引してきた山田監督。今回したコメでは、コメディ栄誉賞贈呈を記念して、市井の人々の大切な日常と人間の愚かさと尊さを笑いを通して描き続ける"喜劇映画監督 山田洋次"にスポットをあてた特集上映と、コメディ栄誉賞授賞式を予定しています。

そして、したコメ恒例、音楽で敬意を表す「リスペクトライブ」。今年はコメディ栄誉賞受賞の山田洋次監督をリスペクトする豪華アーティストが集結されます。

映画祭のテーマ曲を担当している浅草ジンタ、ライブ&司会で毎年おなじみのポカスカジャン、初参加となる3ピースバンド天才バンド、『かぐや姫の物語』主題歌を歌い話題となった 二階堂和美、俳優としても活躍中のレキシ、そして「男はつらいよ」シリーズに欠かせない存在、佐藤蛾次郎さんの参加も決定!

そして、クロージングセレモニー、コメディ栄誉賞授賞式では、僕も参加してあっと、驚くサプライズを企画しています。佐藤蛾次郎さんなど、寅さん一家が集結します。



エンディング
第9回したまちコメディ映画祭 in 台東は、9月16日(金曜)から19日(月曜)までの四日間、上野と浅草で開催されます。詳しくは「第9回したまちコメディ映画祭」の公式ホームページをごらんください。

また、寅さんに関する最新情報は、寅さんFacebook をご覧下さい。

「みんなの寅さん」は、9月いっぱいで終了することとなりました。そこで、次回は、初代パーソナリティ・吉田照美さんをゲストに「帰って来た寅さん四方山話」をお送りします。お楽しみに!

2016.09.11
  「みんなの寅さん」第23回 2016年9月3日放送分 「いとうせいこうさんと寅さんを語る その1」

文化放送「みんなの寅さん」 
・放送時間:文化放送 毎週土曜日6時40分~6時50分 

▪️山梨放送 土曜朝9時~
▪️北海道放送 日曜朝5時25分~

「みんなの寅さん」第23回 2016年9月3日放送分 「いとうせいこうさんと寅さんを語る その1」

娯楽映画研究家・佐藤利明です。「みんなの寅さん」今週も始まりました。今週と来週の二週にわたり、素敵なゲストをお迎えすることになりました。作家で俳優、そしてラッパーでもある、いとうせいこうさんです。

実はせいこうさんは、毎年、東京は台東区で開催されている"したまちコメディ映画祭in台東"の総合プロデューサーでもあり、僕も毎年お手伝いしているんですが、今年は、なんと山田洋次監督がコメディ栄誉賞受賞されるんですね・・・・

したまちコメディ映画祭から、話は、いとうさんの故郷である葛飾、そして子供の頃から親しんだ柴又帝釈天などの話が繰り広げられました。

エンディング
第9回したまちコメディ映画祭 in 台東は、9月16日(金曜)から19日(月曜)までの四日間、上野と浅草で開催されます。詳しくは「第9回したまちコメディ映画祭」の公式ホームページをごらんください。

また、寅さんに関する最新情報は、寅さんFacebook をご覧下さい。

次回、「みんなの寅さん」は、「いとうせいこうさんと、寅さんを語る その2」をお送りします。お楽しみに!





2016.09.04
  「みんなの寅さん」第22回 2016年8月27日放送分 「寅次郎音楽旅・寅さんの日スペシャル」

文化放送「みんなの寅さん」 
・放送時間:文化放送 毎週土曜日6時40分~6時50分 

▪️山梨放送 土曜朝9時~
▪️北海道放送 日曜朝5時25分~

「みんなの寅さん」第22回 2016年8月27日放送分 「寅次郎音楽旅・寅さんの日スペシャル」

タイトルコール「寅さん名場面!」
寅さん名場面! 第22作『噂の寅次郎』
0827 名場面!22「噂の寅次郎」はい!明るい話題.wav
寅「結局ね、何の話してもこの家ゃ、最後に暗くなるんだよ」
竜造「しかしなあ寅、明るい話題なんてそう転がっていないぞー」
寅「どうしてよ」
竜造「え?」
早苗「はい!明るい話題」
寅「はい!出ました。なんでしょう?」
早苗「フフフ」
寅「フフフ」
早苗「あのね」
寅「はい」
早苗「私の人生で、寅さんに会ったっていうこと」
寅「...いやあ、そんなことを言われたの初めてだったなあ。ぼ、僕はどっちかって言うと暗い人間だと思っていたし、それにこの年になってみると、面白いことなんかなんにもないしね。まあ、楽しみといえば、寝ることぐらいだから。明るいなんて言われると、なんか、とまど...ちまうなあ」

 娯楽映画研究家・佐藤利明です。「みんなの寅さん」今週も始まりました。
 本日の"寅さん名場面"は、第22作『男はつらいよ 噂の寅次郎』です。大原麗子さん演じる、マドンナ・早苗さんを囲んでの楽しい夕餉のひと時。早苗さんは、この日、別居していた夫と離婚が成立。悩みが解決したとはいえ、心にぽっかり穴が開いたような、そんな心境の時、寅さんの優しさに感激して、こんなことを言ってしまいます。この瞬間、寅さんの気持ちはマックスとなりますが・・・ 

それでは「みんなの寅さん」すすめてまいりましょう!」 

タイトルコール「寅さん四方山話」
「男はつらいよ」シリーズの名場面とともに、寅さん博士の佐藤利明さんの、寅さんトリビア、名づけて「寅ビア」をお送りします。
 
昭和44年8月27日、シリーズ第1作『男はつらいよ』が公開されました。それにちなんで毎年、8月27日は「寅さんの日」とされています。今年は、第1作から47周年、このシリーズが愛されて、まもなく半世紀となるんですね。

というわけで月末恒例、山本直純さんがシリーズのために作曲された音楽の数々を紹介する「寅次郎音楽旅」。今月は「寅さんの日・スペシャル」ということで、第1作『男はつらいよ』のサウンドトラックをお届けします。

寅さんは16歳の時に、父・車平造と大げんかして家出、以来、20年間行方不明(ゆくがた知れず)。夢にまで見た妹さくらとの再会を果たしたのは、昭和44年春、宵庚申の夜でした。「さくらとの再会」場面に流れる曲です。

0827 音楽旅 M1 さくらとの再会

リリカルなメロディーが、倍賞千恵子さんのイメージにぴったりですが、この曲は、"さくら"や"柴又"を象徴する曲として、シリーズにしばしば流れることとなります。

寅さんは、さくらに「苦労かけたなぁ、ご苦労さん」と精一杯の声をかけます。感動の再会を果たした直後、トイレに入らず、庭先で用をたしてしまいます。感動からギャグへ。これぞ山田洋次監督の真骨頂。そこで歌うのが、ディック・
ミネさんが昭和12年に、日活映画『検事とその妹』の主題歌として歌った「人生の並木路」でした。

0827 音楽旅 M2 人生の並木路(渥美清)

妹を思う兄の気持ち、渥美清さんの名調子、いいですね。実に気持ちがいいです。

続いては、寅さんが東京に戻ってすぐ、月島の元締めのところへ挨拶に行きます。寅さんの仁義の場面に用意されたイントロに続いて、軽快な「寅さんのテーマ」です。

0827 音楽旅 M3   通勤風景〜仁義 寅のテーマ

「ネオンきらめき、ジャンズ高鳴る東京に、仮の住居、まかりあります」と寅さんの名調子が聞こえてきそうですね。

さて、寅さんは、さくらのお見合いをメチャクチャにしてしまい。おいちゃんと大げんか。その翌朝、置手紙を残し、矢切の渡しに乗って、旅立ってしまいます。寅さんを追い掛ける、さくらと舎弟の登。そのシーンのために用意された「矢切の渡し・寅のテーマ」です。

0827 音楽旅 M4   矢切の渡し・寅のテーマ

ゆったりした江戸川の流れが目に浮かぶようです。

それから寅さんは恋をして、再び柴又に戻ってきて、さくらの結婚式を成功させます。そして映画での最初の失恋をします。旅立ちの時、舎弟の登に「田舎に帰れ」と青森行きの切符を渡します。「上野駅の食堂・登との別れ 寅のテーマ」です。

0827 音楽旅 M5 上野駅の食堂〜登との別れ 寅のテーマ

山本直純さんが作曲した「男はつらいよ」の様々な音楽を集大成したCD「寅次郎音楽旅」。現在、4タイトル発売中です。ネットで「寅次郎音楽旅」と検索してみてください。

エンディング

「寅さんに関する最新情報は、寅さんFacebook をご覧下さい。」
次回、「みんなの寅さん」は、いとうせいこうさんをゲストにお迎えして「寅さんと柴又」をテーマに対談をお送りします。お楽しみに!

2016.08.28