11月26日(月)ONAIR  片山右京 DREAM REVIEW レポート!!2018/11/28 19:30

36回目の放送。今週も先週に引き続きプロランナーの神野大地さんをお迎えします。

・神野大地さんのプロフィール

神野大地さんは愛知県津島市のご出身。
中学校入学と同時に本格的に陸上を始め、中京大中京高校から青山学院大学に進学。
大学3年生の時に箱根駅伝往路5区で区間新記録を樹立し、"3代目山の神"として駅伝ファンに親しまれました。
大学卒業後は実業団に進み、2017年12月の福岡国際マラソンにてフルマラソンに初挑戦。
今年5月にプロ転向。
現在は、東京オリンピックにマラソンで出場するため、日々トレーニングに励んでいる。
フルマラソンの自己ベストは2018年2月の東京マラソンの2時間10分18秒。

「3代目山の神」と呼ばれて日本中から注目された神野選手。
右京さんは「あの山を走っているときはどんなことを考えていたの?」と質問。
あの時はチームとしてすごい勢いがあった瞬間。神野さんにタスキが渡った瞬間もトップと45秒差の2位という最高の場面。「走れば走るだけトップが近づいてくるので、高まって高まってキツいけどまだいけると思っていたらゴールした」と語ります。
走る前の名前のチェックで「じんのだいち選手」と呼ばれるほど無名の選手でしたが一日にして人生が一気に変わったそうです。

その時から今度は次のプレッシャーが訪れます。
「山の神」と呼ばれるようになった後すぐに怪我をしてしまいました。4年生のシーズンは怪我続きでほとんど走れない状況。怪我のたびに新聞に怪我の話題が掲載されてしまう状況でキャプテンを引き受けていたため「こんな状況で大丈夫だろうか」という不安と戦っていた1年でした。
最後ギリギリのところで足の状態がよくなり同じ区間を走ることになります。
区間賞を取ることはできなかったのですが、周りの選手が1位で運んできてくれたのでそれをそのまま優勝まで持っていくことができました。「4年生の時は本当に周りに助けられた1年間でした」と話します。

神野さんは、当時思うようにいかなくて陸上を辞めてしまおうと思っていたこともあったそうです。
しかし、自分のことを応援してくれる人もたくさん増え、その人達の期待に答えてあげたいという思いと、自分自身陸上を辞めたら何ができるか考えた所、何も思い浮かばなかったので「また明日から頑張ろう!」という思いにいきつき乗り越えていきました。

右京さんは「悟りを開いているようだ」と驚愕。
そして今年5月にプロへ転向した神野さんですが、7月からアフリカのケニアで合宿を行っていたそうです。
ケニアを合宿の地に選んだ理由は「ケニアの選手が強いので、そこを知らずして陸上人生を終えるのがいやだったからですね。あとはケニアで練習したら自分の才能が2段階3段階もステップアップできるかもしれないという期待もありました」と話します。
MC陣は「日本人離れしている行動力(笑)」と驚きを隠せない様子。
世界新記録を出したケニアのキプチョゲ選手が練習していた場所でトレーニングをしたのですが「今までで一番きつい練習になりました」と語るほど過酷な環境。
ケニアの選手は小さい頃からその環境を走っているので難なく走っているのを横目で見ていたそうです。その後ベルリンマラソンでキプチョゲ選手と走りました。
「練習環境を知れたことはかなりの強みになったので、後はケニアに行って差を埋めていくだけかと思います」と終始笑顔で語ります。

目標は2020年東京オリンピック。東京オリンピックに出場するにはMGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップへの出場権)を獲得しなければ、なりません。
今後の予定は12月2日に開催される福岡国際マラソンに出場。自身4度目となるマラソンに挑戦。「MGCの切符をしっかり勝ち取りたいです」と意気込みを語りました。


最後に神野さんと同じようにこのラジオを聴いている、夢を追いかけて、頑張っているリスナーに一言メッセージをいただきました。
「座右の銘が"努力は裏切らない"。この言葉を信じて中学校から陸上を始めて毎日練習をして結果が出てきました。このラジオを聴いている方も、何にも通じる言葉だと思うので‟努力は裏切らない"という言葉を心にとめて生活していただけたらと思います。」

今月はプロランナーの神野大地さんをゲストにお迎えしました。

「片山右京 DREAM REVIEW 」 では、みなさんからのメールやお手紙を募集しています。
メールアドレスは、ukyo@joqr.net
ハガキ・お手紙は  〒105?8002 文化放送「片山右京 DREAM REVIEW」 宛
皆さんからのリクエスト曲もお待ちしています。


ラジオはFM91.6/AM1134 文化放送
スマホ・PCからはradikoが便利!
radikoはここから↓
http://radiko.jp/#QRR

© Nippon Cultural Broadcasting Inc.