4月18日(月)ONAIR  片山右京 DREAM REVIEW レポート!!2019/03/20 19:31

52回目の放送。今週からトランポリンの外村哲也選手をお迎えします。

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・外村哲也さんのプロフィール

東京都世田谷区のご出身。(1984年10月9日生まれの34歳)
ロザンゼルスオリンピック体操競技銅メダリストであるお父様の影響で幼い頃から体操を始め、練習で使用していたトランポリンの魅力に取りつかれ、10歳からトランポリン競技を始めます。
数々の世界大会での優勝経験を経て、2008年の北京オリンピックに出場、日本人最高位である4位入賞を果たしました。
現在は、東京オリンピックに出場を目指して、日々トレーニングに励んでいらっしゃいます。

まずトランポリンと聞くと「人間がここまで飛べるのか!?」と夢のあるもの思い浮かべてしまう右京さん。
外村さんも「簡単に誰でも飛んでいただけるので身近なものだと思います」と話します。しかし『トランポリン競技』となるとさらに高く飛べる様子。
トランポリンの弾む部分は『ベッド』と呼ばれている部分。そこが沈み込み床についてしまう選手もまれにいるそうです。トランポリンは1メートル20センチくらいの高さまで沈み、大体8メートル近くまで飛びあがります。建物にするとなんと3階建てくらいの高さです。
8メートルの高さから下のトランポリンを見るとノート1枚分位の小ささに見えるそうです。

練習をしていると飛び出てしまうこともあるそうですが、そのリスクへの対処が大事になってきます。そしてその危険のギリギリのラインを狙い高得点を出すという側面もあります。
トランポリン競技もリスクを減らす為にスプリングが剝き出しになることがないように、『パット』と呼ばれるマットが存在します。それも年々厚くなっていて落ちても大丈夫なようになっています。
さらに飛び出してしまった人の為に『スポッター』と呼ばれる助けてくれる人たちが常駐。その屈強なスポッターが飛び出したし人をがっちりキャッチし大事には至らないようにしています。

右京さんはトランポリンの採点基準が気になった様子。
トランポリンには4つの点数要素があります。
まずは『難度点』これは単純に回れば回るほど点数が上がっていきます。
次に『演技点』技のクオリティを点数にします。技の美しさを競う点数になります。
次は『高さ』高く飛べば飛ぶほど点数が上がります。しかし距離ではなく滞空時間を競うものになります。1000分の1まで図ることで同点を減らす為に細かく設定されています。ちなみに1.8秒ほど滞空していると長いと言われているそうです。
最後は『移動点』トランポリンはど真ん中で飛べば減点されず、そこから少しずれるごとに減点されていく点数です。なので真中で飛んでいれば高得点が狙えます。

かなり細かく採点されるトランポリン。しかし前までは『難度点』と『演技点』しかなかったので曖昧な点数が多かった様子。それをなくすために機械が導入されました。
ちなみに外村さんが競技を始めたころよりも採点基準がどんどん変わっているそうですが、はっきりとした数字で確実なものが出るので変わってよかったと話します。

メダルへのプレッシャーが徐々に高まっている今。外村さんはプレッシャーに感じず、むしろ期待してくれているということで力になるそうです。
ちなみに先月、トランポリンの2020年東京オリンピック予選となるワールドカップシリーズ第1戦が、バクー(アゼルバイジャン)で行われ、男子個人決勝で外村哲也選手は7位でした。
これからワールドカップシリーズが始まり、全部で6戦行われそのワールドランキングでオリンピック出場者が決まります。
オリンピックへの出場の条件がワールドランキングの中の日本人でトップになりかつ全体のランキングでも8位以内にもならないといけないという過酷な条件の中外村さんは出場を目指していきます。


来週も引き続きお話を伺っていきます。


今週はトランポリンの外村哲也選手をゲストにお迎えしました。

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