6月22日(月)ONAIR  片山右京 DREAM REVIEW レポート!!2020/06/24 00:44

今週も、日本初のプロ・ラクロスプレイヤー、山田幸代さんをお迎えします。
なお、山田幸代さんには、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、リモート出演となります。


・山田幸代さんのプロフィール

山田幸代さんは滋賀県出身出身。(1982年8月18日生まれの37歳)
中学、高校時代はバスケットボール部に所属。滋賀県立長浜北星高校では1年時からレギュラーとして活躍し、3年連続で全国大会に出場します。
京都産業大学に進学後、ラクロスに出会い、ラクロスの魅力にとりつかれます。
そして、ラクロス歴1年で年代別の日本代表に選出され、2005年には日本代表としてワールドカップに出場し、5位入賞の原動力となります。
大学卒業後、某大手通信会社に就職し、営業職とラクロスを両立しますが、2007年9月にプロ宣言。日本初のプロラクロスプレーヤーとなり、2008年~2009年にオーストラリア・リーグでプレー。
2017年7月のワールドカップでオーストラリア代表に選出され、翌月のワールドゲームズで、アジア人初のメダリストになります。
現在は競技者として活躍する一方、日本ラクロス女子全国強化指定選手団のアシスタントコーチも務めるなど、日本のラクロス界を牽引しています。


最初は大学時代の話題からスタート。
ラクロス歴1年で年代別の日本代表に選出された山田さん。
実は保育士さんになりたかったそうです。子供たちには「大きくなったら何になりたいの?」と聞いていました。子供たちは、野球選手やサッカー選手などのメジャー競技がほとんど。当時ラクロスにはまっている時期だったので「子供たちにラクロスを知ってもらいたい!子供の夢の中にラクロス選手も出るようにしたい」と大きな夢ができました。その為自分の目標も明確になり前に進む原動力になりました。
世界で5位になったときも自分の中だけの満足ではなく、自分の夢へ近づいているという感覚でした。


次は仕事との両立について伺いました
ラクロス選手は仕事をしながらラクロスをやるのが普通でした。その中でも一番ラクロスに打ち込める企業に就職。その中でワールドカップに参加するときは休みをもらわなければいけない状況。営業職に就いていたので「仕事もラクロスもしっかりやって、応援されるような選手になりたい!」と両立します。なんと社内でトップセールスを記録するほどでした。その2年後にはプロ宣言をします。

次はプロについて伺いました
夢に向かって、ラクロスの普及活動をしていた山田さん。各自治体に連絡し「ラクロスを教えさせてください!」と電話しまくります。その中で「ラクロス選手になりたいという夢を持たせるなら、ラクロスで生活している人が一人でもいないと夢にならないんじゃないの?」と言わたことが凄く心に残りました。日本の中にはプロ規定はないので、企業にサポートしてもらいラクロスのプロ選手として歩みだします。

次はオーストラリアの強豪「ワイルダーネス」について伺いました
ワールドカップの際に練習試合でオーストラリア代表と対戦していた山田さん。日本はぼこぼこにされたことで「オーストラリアに行きたい」と思うようになります。英語ができない山田さんは、翻訳機を駆使しメールを送ったのですが「何を言っているのかわからないから、一回オーストラリアに来てください」と言われ、チャレンジできることになります。その結果見事、強豪「ワイルダーネス」に入団することができました。

続いてオーストラリアでの生活について伺いました
英語が喋れなかったためパスももらえなかった山田さん。
チームになじんだきっかけは、あるチームメイトとの出来事でした。
山田さんのことをずっと気にしてくれる選手がいて、遠征の時にある行動を起こしてくれます。
遠征の際に、他のチームメイトを外に出し「さちは言いたいことがあるのをわかっているから、電子辞書を持ってその言葉でいいから聞かせてくれ」と二人きりで4時間、5時間と泣きながら話を聞いてくれました。それを他のチームメイトに伝えてくれたおかげで認めてもらえるようになりました。

今週は、日本初のプロ・ラクロスプレーヤー、山田幸代さんをゲストにお迎えしてお送りしました。山田幸代さんには来週もお話を伺います。


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