12月13日(月)ONAIR 片山右京 DREAM REVIEW レポート!!2021/12/17 22:26

今月のゲスト、2000年、シドニーオリンピックの女子マラソンで、日本女子陸上界において史上初めて金メダルを獲得した高橋尚子さんにお話を伺いました。
IMG_0127

【高橋尚子さんのプロフィール】

高橋尚子さんは、岐阜県岐阜市のご出身。
中学から本格的に陸上競技を始め、県立岐阜商業高校、大阪学院大学を経て実業団に入ります。
1998年、名古屋国際女子マラソンで初優勝、以来マラソン6連勝。
2000年、シドニーオリンピックで金メダルを獲得し、国民栄誉賞受賞。
2001年ベルリンマラソンでは女性として初めて2時間20分を切る世界記録を樹立。
2008年に現役を引退。 現在はスポーツキャスター、マラソン解説者などで活躍中


高橋さんへ懺悔があるという右京さん。何かと思ったら・・・。
以前、金メダルを取って帰国してから行われたマラソンのイベントで高橋選手と一緒になり、なんと「金メダルを取ってももっともっと先をみて頑張らないと。」とアドバイスをしたとか。
今思うと何という事を言ってしまったのかと、反省する右京さんに、高橋さんは、言われたことは覚えていないけど、その時はまだ夢の途中、終着点ではなく途中下車して、オリンピックが終わってもう一回の乗り込んで、次の夢に走り出していた状態だったので、すんなり身にし染みていたのではないか。と。

全部振り返るのは、引退した後で、オリンピックに勝とうが世界記録を出そうが、次の日からは、次の目標に向かって朝練が始まっていた。ともおっしゃっていました。


陸上を始めたきっかけは?

中学校の部活で、陸上部に入った事がきっかけ。陸上部は初めて見るものが多くて、何よりも決定的だったのが、スタータ-ピストル。ぱっと見拳銃のような、それを自分も鳴らしたいと思ったからだそうです。
そんな簡単な理由で選んだので、決して、早い選手ではなく、全国的に有名な選手でもなかったそうです。


中学から始めた陸上で、初めて全国大会に出たのは、高校2年生の時、都道府県対抗女子駅伝。
なんと、47人中45番だったとか。
凄く恥ずかしくて、もう岐阜に戻れないと京都で泣いて、・・・
1年に1回の大会で8回出場し、徐々に順位を上げて8回目で区間賞を取った。
みんなに夢を与えられる順位だなと思いますと、本人もこの結果を受けて、一番にもなれるしその先にオリンピックもメダルも取れる可能性があるから、みんな頑張ってと、中高生にメッセージを残すとみんなキラキラした目で可能性が出来るのは嬉しいことですよね。
それに磨いてくれる人たちがいで、自分を引き上げてくれた事は大きい。


何をやったら強くなった?

「練習後に100mを3本走っただけ」と言うアドバイスを実践したそうです。
5分程度で終わる事を続けただけで・・・そんなことないよね?と最初は思っていたそうですが、次の日から自主練で3本やり始めた。
一気にやる事は出来なくても積み重ねていくと、結構な数になる。でもそのアドバイスを聞いてから、現役中は必ず練習後に〇本、何分とやり続けてきた、高橋さん。
実業団に入ると、有森選手や鈴木選手など有名な選手がいる中で、その差を埋めるに他の人よりプラス〇本、何分と続けてきたことが、一つづつ前進できたことかなと振り返りました。


マラソン自体についても・・・

今のマラソン大会やランニングは、忍耐・根性と言った昔とは違って、冬のお祭りの様に楽しく行うことが出来る。
泥臭いイメージから、走る女性は美しいとか、自分が管理ができるなどイメージが大きく変わったので、みんなで楽しめる、日常に大きくマラソンが浸透してきたかな。


小出監督との出会いなどについては次週また伺います。

*****************************

「片山右京 DREAM REVIEW 」 では、みなさんからのメールやお手紙を募集しています。

メールアドレスは、ukyo@joqr.net
ハガキ・お手紙は  〒105‐8002 文化放送「片山右京 DREAM REVIEW」 宛
皆さんからのリクエスト曲もお待ちしています。


ラジオはFM91.6/AM1134 文化放送
スマホ・PCからはradikoが便利!
radikoはここから↓
http://radiko.jp/#QRR

© Nippon Cultural Broadcasting Inc.