文化放送グループは、「真・善・美」の社是のもと「放送や関連事業を通じて、良質な情報やコンテンツを提供し、公平で公正な社会の実現に貢献する」ことを目指しています。「文化放送グループ人権方針」は、当グループの事業活動が、人権や多様な価値観が尊重された上で成立するものであるという考えのもと、当グループのすべての役職員が人権尊重の重要性を改めて認識し、今後も公共的使命を果たし、社会から信頼される企業グループであり続けるために、定めるものです。
■適用範囲
この方針は、文化放送グループのすべての役職員に適用されます。
■人権に関する国際規範の尊重
「世界人権宣言」を含む「国際人権章典」、「労働における基本的原則及び権利に関する国際労働機関(ILO)宣言」をはじめたとした人権に関する国際規範を尊重し、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に沿って、実践に取り組みます。
■人権尊重の取り組み
事業活動に関わる人権への負の影響の特定や、評価・防止・軽減するための人権デューディリジェンスの仕組みを整え、当グループの役職員の研修教育活動なども含め、人権意識向上のための取り組みを継続的に実施します。また苦情処理・救済窓口の整備を進め、人権への負の影響が判明した場合には、適切な手段を以って問題解決に取り組みます。
■差別の禁止
人種、民族、国籍、思想、社会的身分、宗教、年齢、性別、妊娠、心身の障がい、病気、職業、性自認、性的指向、社会的出自、雇用形態などを理由とするいかなる差別も行いません。
■労働者の権利尊重
賃金支払いや労働時間の管理を適切に行うとともに、児童労働、強制労働を禁止し、健康的で安全かつ衛生的な職場づくりに努め、心身両面で、誰もが働きやすい職場を目指します。個人の尊厳や人格を傷つけるあらゆるハラスメント行為、いじめ行為を認めません。また従業員の団結権と団体交渉権を尊重します。
■提供コンテンツやサービスにおける人権保護
当社が別に定める放送基準に則り、放送、配信などのあらゆるコンテンツやサービスにおいて、人権を尊重するとともに、常に社会的使命と責任を認識し、表現の自由を守りつつ、すべての人権・尊厳が侵害されることのない社会の実現を目指します。
2025年6月1日策定