6月24日に行われた第519回文化放送番組審議会についてご報告いたします。

議題は、毎週日曜日の朝6時20分から放送している「鎌田實×村上信夫 日曜はがんばらない」です。「がんばらない」というベストセラー著書を持つ医師で作家の鎌田實さんと、元NHKアナウンサー村上信夫さんの二人のトークで構成される25分番組です。いろいろなところで頑張っている人たちや、疲れてしまった人など、様々な人たちに「日曜くらいは、がんばるのをやめてみませんか?」と話しかける番組です。今回は3月9日と4月20日の放送回を取り上げました。

審議委員の意見の概要

日曜の早朝に聴くのにピッタリの番組だと思いました。アナウンサーの村上信夫さんと痛快医師で社会活動家でもある鎌田實さんという組み合わせも、落ち着いた感じでありながら、明るいトークで、癒される時間となっています。「25分」という番組の長さが、ちょうど「がんばらない」、絶妙な分量なのかもしれません。短い時間でありながら、とても充実した内容で、これからも長く続けていっていただきたい番組だと思いました。

この番組はまず、キャスティングの良さが光っていると思います。お二人のやりとりがとても感じが良く、また、「日曜はがんばらない」というタイトルも全てを言い当てていて、そこもとても良かったなと思います。そして、BGMも強弱をつけたピアノの音だけというのが、日曜の朝にピッタリで、心を落ち着けて聴くことができると思います。

 ここまでがんばらない番組というのは成立するんだなと、改めて思いました。何が話題になっているというわけでもないし、特別なものがあるわけでもないけれども、自然な時が流れていって、それを私たちが一緒に味わうことができる。非常に聴きやすく、聴いていて心が満ち足りるという、そういう番組が作られているなということを実感しました。

この番組は13年前にも一度、審議されているのですが、当時と比べると今は肩の力が抜けて、本当に聴きやすくなっています。この番組審議会で私たちがのべさせていただいた意見が、ちゃんと取り入れられて、成長というか、いい塩梅に進展しているのが委員の一人として嬉しかったです。

男同士だけど夫婦漫才のような心地よさがあります。村上さんはしゃべりのプロでスラスラとやっていますが、ここぞという時にご意見番の鎌田さんが登場して決め台詞を言う、まるで水戸黄門のドラマを観ているかのようでした。お二人の柔らかな会話、脱力感のある会話、そして安心と癒しを与えてくれるという意味で、私も同じような年齢なので、とても心地よく聴くことができました。

文化放送番組審議委員は、委員長・弘兼憲史氏、副委員長・加藤タキ氏、そして松永真理氏、荒川洋治氏、福本容子氏の5名です。

2025年7月22日
文化放送番組審議会事務局