7月22日に行われた第410回 文化放送番組審議会について御報告いたします。
議題は、毎週日曜日の午後3時から4時放送の『SPORTS DISCOVERY』。スポーツ、行楽情報を通して、「東京」・「時代」・「人間味」を「再発見」していく番組です。タレントのSHEILAさんと砂山圭大郎アナウンサーがスカイツリータウンスタジオから生放送でお届けします。また、ランニングレポーターが走りながら都内各所の様子をお伝えしていきます。
では、8人の委員の主な意見を御紹介しましょう。
○健全なスポーツを取り上げ、放送される時間帯も良いし、競馬中継が入る構成も良い。もう少し詳しく調べて付加情報を入れていくともっと深くなる。2020年の東京五輪開催に向けて、こうした番組でマナーをも含めたスポーツの知識などを放送していただきたい。
○パーソナリティーのコンビは良いが、情報を広く網羅するでもなく、特定のスポーツ情報を深く掘り下げるわけでもないので、中途半端な感じだ。メールをもっと活用し、リスナーの意見を紹介したい。競馬中継は臨場感があり、聴きごたえがある。
○SHEILAさんのトークに好感が持てる、楽しい一時間だ。スポーツのちょっとしたネタや目の付け所が面白い。ランニングレポーターには企画段階でのカバーが必要だろう。
○東京スカイツリーのタウンスタジオから生放送でやっている意味が感じられない。もっと、外の風景や観客を巻き込むなどして現在(いま)を示したい。「再発見」がテーマというが、それもよくわからなかった。
○明るいトーンの番組で、スポーツという話題で広く関心を集められるのは良いが、専門的な知識・情報が無く、個人の印象が中心になるので確かな物が残らない。細切れのもので構成される番組なので、コンセプトをより明確にしたほうが良いだろう。
○軽快で明るく楽しい気分になる番組だ。特にSHEILAさんが、日本のスポーツを国際的、複眼的に捉え スパッと語るのが小気味よい。ランニングレポーターは、状況が目に浮かぶ、新しい発見のあるコーナーを目指してほしい。
○タイトルの「ディスカバリー」があまりなかった。それより、「楽しむ」のFUNとか、ファンである「FAN」のほうが雰囲気に合う。楽しい裏話や選曲が良い。頭の回転が速くマシンガントークのSHEILAさんとナチュラルで素直な砂山アナの相性が抜群だ。
○感じることは述べられているが、考えることは語られていない。ディスカバリーという以上、もっと考えることにウエイトがほしい。話題にさらに付け加えたり、深く入って考えることにより<ディスカバー>していく印象になる。
8人の委員が以上のようにのべました。
第410回文化放送番組審議会の出席委員は以下の方々です。
黒井千次委員長・加藤タキ副委員長・白井勝也氏・寺尾睦男氏・弘兼憲史氏・
松永真理氏、荒川洋治氏と福本容子氏はレポート提出での参加でした。
(発言はこの順番ではありません)
なお、8月は番組審議会は休会となります。
平成26年 8月18日
文化放送番組審議会事務局
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