いまの世に響いてほしい、アメリカ最高裁の判事、スペイン首相の言葉

いまの世に響いてほしい、アメリカ最高裁の判事、スペイン首相の言葉

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ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、3月12日の放送に元・日刊スポーツ編集局長の久保勇人が出演。「いま聞いておきたい、アメリカ最高裁の判事とスペイン首相の言葉」というテーマで、その2人による、印象的だったという言動を紹介した。

久保勇人「アメリカの最高裁の判事、この人は2月20日にトランプ大統領の関税政策に対して『それはダメです。違法ですよ』という判断を下して。何を言ったかというと、トランプさん側が根拠としていたのは国際的に貿易関係が緊急な状態の場合は大統領の権限で関税をかけられる、というようなことで、やってしまった。でも最高裁は、大統領に関税を課す権限を法律は与えていませんよ、ということで無効という判決を下したんですね」

長野智子「はい」

久保「合衆国憲法では租税や関税など、アメリカ市民や社会に大きな影響を及ぼすような政策を課す権限は連邦議会が持っている、と規定していると。行政府が政治的、経済的に影響が大きい権限を行使する場合は、議会からの明確な負託や議会の議論といったことを伴わないといけません、という判決を下しました」

長野「はい」

久保「アメリカの最高裁は判事が9人いて、6対3でそういう判決を出した。9人のうち保守派、つまりトランプさん側の考えに近い人が6人いて。3人がトランプさんダメですよ、という判決に加わった。そのうち1人がニール・ゴーサッチという判事で、58歳です。アメリカの最高裁の判決は判断を下した判事の意見書も添えられる。ゴーサッチさんは今回、最長の46ページにも及ぶ補足意見書というものを提出しました」

長野「補足意見書」

久保「縷々、法的にこう考えるのでこれは違法です、ということが書かれている。その締めくくりに国民に向けたメッセージのような文章が添えられていました。紹介しましょう。(自ら翻訳した補足意見書を読み上げて)ボーサッチさんはトランプさんが1期目に自ら指名した保守派の判事です。そういう経緯があってもダメなものはダメだと言った。議会の熟議は国や国民にとって最も大切なものであると、改めて強調しているわけですね」

長野「いまのアメリカの状況で三権分立がきちんと成立していることがホッとしますね」

久保「ここに書かれているとおり、特定の派閥や人物の意見だけではダメなんだ、と明確に言っている。それに引き換え、いまの日本の状況、特にいまの自民党が圧倒的な多数を占めた国会の状況を考えると、こういった言葉をかみしめる必要があるのではと思います」

長野「まさにいま当てはまりますね」

久保「こういう正論がすべての物事の出発点であると、もう一度立ち止まって、考え直さないといけないと思うんです。それに類したことを言うのが、スペインのサンチェス首相です。まだ54歳で社会労働党という、穏健左派の少数与党なんです。政権基盤は弱いんですけど、発する言葉が一貫して反戦姿勢が明確で。国際社会で度々、注目を集めるし。いまのイラン情勢も、国際世論を確実にリードしてきました」

長野「はい」

久保「イランが攻撃を受けたあと、すぐにアメリカとイスラエルに対して、間違っているよ、ということを明確に言った初めの人です」

放送ではゴーサッチ判事、サンチェス首相の言葉についてさらに詳しく話している。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「長野智子アップデート」は毎週月曜~金曜午後3時~5時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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