岸田内閣が副大臣、政務官人事を実施。そして経済安全保障を強化へ。~斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI

岸田内閣が副大臣、政務官人事を実施。そして経済安全保障を強化へ。~斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI

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岸田内閣が本格始動する中、6日、副大臣と政務官の人事が行われた。
また各報道機関が揃って世論調査の結果を発表。
気になる岸田内閣の支持率は、高いところでは59%だったが
50%を切るところもあり、内閣発足当初のご祝儀相場的な高支持率とはならなかった。

この日は政治ジャーナリストの細川隆三氏が電話で出演。
6日に発表となった副大臣、政務次官人事、
そして思ったほど高くならなかった支持率について、一刀両断に斬った。

先ずは細川氏が副大臣と政務官人事について以下のように語った。

「今は大臣、副大臣、政務官を合わせて政務三役と呼ぶが、
昔は副大臣と政務官というポストはなく、大臣と政務次官だけだった。
副大臣には当選回数が3回目の人、政務官には1回、2回の人が多いようだ。

今回選ばれた副大臣で注目すべきは、武部新氏。
農林水産副大臣に選ばれたのだが、彼は小泉政権の時の幹事長だった
武部勤氏の息子で、当選3回の2世議員。

世襲議員はとやかく言われることが多い。
確かに2世、3世議員という立場にあぐらをかいている人もいないではないが、
会ってみるとすごく政策を勉強している人が多く、武部氏もそんなひとりだ。
世襲議員はダメとは一概に言えない気がする。

2世議員としては他に、参議院議員・鈴木宗男氏の長女の鈴木貴子氏が
外務副大臣になっている。
今回は若手で政策を勉強している人の登用が目立つ」

「副大臣や政務官については、今までは官房長官や官房副長官が話し合って
総理官邸で決めていた。
ところが今回は、どうも自民党の幹事長室で決めたようで、
これには不満の声も漏れてきているようだ。

副大臣と政務官は大臣のパートナーとなる人たちなので、
本来は大臣の意向というのが反映されるべきで、そのために官邸が決めていた。
ところが今回はそういうものは考慮されず、自民党側主導で決められたようだ」

ここで水曜コメンテーターの、脳科学者・茂木健一郎氏から質問。
「一部で今回の内閣は『甘利内閣だ』と言われているが、それは本当か?」

これに細川氏はこう答えた。
「甘利氏が力を持っていることは事実。
今までは『政高党低』と言って、官邸が強くて自民党が弱かったが、
今回は力のバランスが崩れ、党側が強くなっている気がする。
甘利氏は麻生派で、そのトップの麻生太郎氏が副総裁だからね」

続いて斉藤キャスターが「この前、甘利氏がテレビ番組で
『今回の人事は全て、甘利が決めていると言われているが、そんなことはない』と
完全否定したが、これは信じていいのか?」と質問。

これに対して細川氏は
「えんぴつ舐め舐めしてるという話は漏れ聞こえてくる」と笑いながら答えた。

続いて「自民党の幹事長に甘利氏を起用したことについて、
毎日新聞の世論調査では『評価しない』が54%に上っている。
ここが内閣支持率が思ったより高くなかった要因だという話もあるようだが」と
斉藤キャスターが迫ると、

「それはありうる話だ。
それから『安倍氏や麻生氏の影がちらつく操り内閣じゃない』という報道をされたことも
支持率が思ったほど高くならなかった原因だろう」と細川氏は分析した。

矢継ぎ早に斉藤キャスターが
「甘利氏を党のナンバー2の要職に就ければ、こうなることは分かっていたはずなのに、
どうして今回の党人事に踏み切ったのか?」と鋭く迫ると、

「甘利氏を幹事長に就けることの一番の理由は政権基盤の安定だ。
国民からの人気の高い河野氏が、自分の派閥から総裁選に立候補したにもかかわらず、
甘利氏はいち早く岸田氏を推すことに決めた。
こうなると麻生氏も岸田氏推しになる。それから竹下派も最後は岸田氏推しになった。
こうなると安定した基盤を維持するためには甘利氏の登用が必要となる。
甘利氏の登用によるマイナスよりも、
基盤安定というプラスの方が大きいという判断があったと思う」と細川氏は答えた。

続いて斉藤キャスターが「ただこの甘利氏の存在が、
今月31日の衆議院議員選挙のアキレス腱になるかもしれない」と問うと、

「だから短期決戦にしたと考えられる。
14日解散、そこから投開票まで17日しかない。
これは戦後最短。この短期決戦理由はここにあるのではないか」と細川氏は分析した。


最後にコメンテーターの茂木健一郎氏が「岸田内閣は長く持つか?」と質問。

これに対し細川氏は、
「共同通信の世論調査での内閣支持率が55.7%。
これは福田康夫内閣の時の57.8%に近い数字で、福田政権は1年で終わった。
しかし実は小渕内閣に似ているのではないかと思っている。

各報道機関のよって世論調査の数字は違っているのだが、
小渕内閣の初めての支持率は、何と30%に満たないものもあった。
前の橋本内閣の最後の支持率が10%台、不支持率が70%を超えていた。
そこからのスタートだったので仕方ないのかもしれないが、
危険水域と言われる支持率からのスタートだった。

小渕氏は地味だが結構頑固なところもあって、
支持率と不支持率が逆転したのが9ヶ月後。
それ以降は40%後半から50%半ば辺りを安定して推移していった。
岸田氏も地味だし頑固なところもあるし、
準備して総理になったので「新しい資本主義」とかいろいろ打ち出している。
もしかすると岸田氏は、小渕氏と同じように
地味だが安定した政治が出来るかもしれない」と答えたが、最後に
「まだまだこれからですけどね」と付け加えることも忘れなかった。

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