本日は「文芸あねもねR」第3弾の収録でした。

収録したのは、南綾子先生作『ばばあのば』です。
お一人での朗読に挑戦して頂いたのは、杉田智和さんです。

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左から、著者の南綾子先生、杉田智和さん、田中敦子さん。

 

配信日程については、またこちらのサイトでお知らせしていきます。
オーディオブック配信サイト「FeBe」での配信になります。
もう少々お待ちくださいませ。


【タイトル】
ばばあのば

【著者】
南綾子

【キャスト】
朗読・全キャスト・・・杉田智和


【あらすじ】
「このままいったら、あんたはね、もう二度とまともな恋人はできない。
もちろん子供も産めないね。孫の顔を見せないまま親を死なせるんだよ。
親不孝もんだね」

そこまで言うと、女は五十五歳とは思えない俊敏さで
ずずずいっと距離をつめてきた。

「わたしはね、忠告にきたんだよ。あんたは今年、大きな間違いを犯す。
その間違いさえ回避すれば、未来は変わるかもしれない。わたしのことを信じて、
真面目に話を聞くつもり、ある?」

 わたしは即座にうなずいた。
首がちぎれてふっとびそうなほど何度もうなずいた。
 
小説家としてデビューしたものの、
食えないのでデパートで契約社員として働いている「私」。
将来に不安を抱える「私」の前に、五十五歳の自分が現れてこう告げた。
あんたはこのままだと一生独身だよ、と―--。

鋭い人間観察がブラックな笑いを誘う、
赤裸々に綴られた「私」小説。


【出版】
新潮文庫

【制作】
文芸あねもねR制作委員会

 

文芸あねもねRスタッフより

チャリティ基金 振込み完了しました

「文芸あねもねR」をご視聴くださった皆様、
またイベントにご参加くださった皆様、ご報告が大変遅くなりました。

5/31にオトバンクさんから初回入金を受け、
3/3のイベントでの売上金との合計金額を、
岩手県・宮城県・福島県への義援金として振込ませていただく事ができました。

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活動をご支援くださった皆様に心よりお礼申し上げます。

5/29に第二回の配信もスタートし、
これからも「文芸あねもねR」は様々な形での展開を企画しております。

今後とも、チャリティ企画「文芸あねもねR」を
宜しくご支援賜りますようお願い致します。

田中敦子

文芸あねもねとは

文庫版
新潮文庫から出版されている「文芸あねもね」は、2013年3月に刊行された「チャリティー書籍」です。
「女による女のためのR-18文学賞」に由縁のある10名の女性作家たちがチャリティーのために作品を書き上げ、書籍の印税は、東日本大震災の復興支援のために寄付されています。

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