ドコモ団塊倶楽部

放送レポート

11月6日 ゲスト:向谷 実さん

◇過去の放送レポート(09年4月~)バックナンバー


◆テーマ:『発車メロディは
         そっと背中に語りかける愛のオタマジャクシ!』
◆
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 大好評 鉄道特集!
 今回は、発車ベルにとってかわり、すでに広く定着している発車メロディに焦点をあてた2時間。
 
 ゲストは
 フュージョンバンド『カシオペア』のキーボード奏者、
 そして、様々な路線で
 数多くの発車メロディを手掛けられた
 “鉄道タレント”向谷[むかいや] 実[みのる] さん。
 
 時に、深すぎる話になりながら、
 発車メロディにかけた想い、
 制作秘話を伺いながら、
 実際のメロディもお楽しみいただきました。

そして、来年3月全線開業の九州新幹線の発車メロディを本邦初公開!!



■話術で呼びこんだ 発車メロディ制作依頼
 
自ら作曲した発車メロディを聴きながら電車に乗る時こそ
「生きててよかったと思う瞬間」と語る向谷 実さん。
 
 鉄道ゲームの制作を依頼された際、
 発車メロディを試聴…感想を尋ねられ
 持ち前の“話術”が本領発揮!
 
 その場では「いい」とも「悪い」とも言わず
 「う~ん、どうですかね」と答えるのみに留め、
 翌日、自作の発車メロディを提案すると、
 見事 採用!!
 これをきっかけに、多くの鉄道会社から
 発車メロディ作曲の依頼が舞い込むようになりました。

初めて作った九州新幹線全駅共通 発車メロディは
電車に乗る前のワクワク感を大切にしたのだそうです。


■モーター音を聞けば、車種がわかる!
 
「団塊倶楽部」ではシリーズ化してお送りしている鉄道特集・・・
この日は、過去最大級の深い話に!?
 
  加速する際、♪ドレミファソラシドレミ…という音階を奏でる
  インバーター制御モーターの話題になると・・・
 
高速時と低速時とのモーター音の違いをキーボードで再現。
 

 
向谷 「インバーター制御のモーターに こういう音が出る要素があるんです。
     だんだん、この音が減っていて、
     今、日本中の鉄道ファンに呼びかけて なんとか守ろうとやってるんですけど…」

 
弘兼 「みんな、ついてきてますか?」
石川 「かなりハイレベルですね」
 



■CD完売!京阪電鉄 54種類 発車メロディ制作秘話
 
京阪電気鉄道の発車メロディ全面リニューアルに伴い
「特急と それ以外」「上りと下り」で異なる
全54種類の発車メロディを制作することになった向谷 実さん。
 
  大阪から京都に向かう列車を「上り」ということから
  “京に上る”=“和モノ”のイメージが完成。
 
「淀屋橋」の特急・上りホームの発車メロディに鼓[つづみ]の音色を採用。
 
向谷 「発車メロディに鼓を入れたのは世界で初だと思いますね」
 
さぁ1曲完成! しかし「54種類」は膨大な数・・・
そこで思いついたアイディアが「つなげて一曲にする」こと。
 
大阪「淀屋橋」から京都「出町柳」を結ぶ京阪特急の区間の特徴から
 
  地下~地上~高速区間…~速度を抑えるエリア~
    ~しかし“特急のモチベーション”を維持したい…~

 
このようなイメージを元に、駅ごとのメロディに変化をつけました。
 

「京橋駅」で地下から地上に出る際の“羽ばたき”をイメージ
 
放送では、一曲につなげた特急用発車メロディ「MIYABI」の一部をお聴きいただきました。
 
関係者に披露する際、作曲にこめた想い・制作意図を説明すると大喝采!
 
向谷 「社長以下、皆さん大ウケでした」
 
  また、このメロディはCD化され、駅限定で販売したところ完売!
 
  向谷 「全国の鉄道ファン新幹線に乗って2千円のCDを買いに来たんです」


■発車メロディに関する3つのルール
 
向谷 実さんの発車メロディ制作に関するこだわりを伺いました。
 
1.電車に乗る前に楽曲を終結させない
 
  曲が“終わる”と乗りにくいため。
 
2.単純な音源を使わない
 
  発車メロディは けっして音楽向きではない
  駅備え付けのスピーカーから流れますが、
  できるだけ自分のやりたい音楽をかけられるように研究。
 
  向谷 「スピーカーの特性と状況に応じて出来る限り
       オーケストレーションされた音楽を作りたい」

 
3.できるだけ生音と手弾きで演奏にこだわる
 
  電子系のメロディは、機械でキッチリとリズムを調整されてしまいがち・・・
  しかし、微妙にずれた“生音”“手弾き”の演奏によって人間味が加わります。
 
  向谷 「できるだけ自分のグルーヴで弾いたもので
       電子系の音でありながら“人間臭さ”“人間らしさ”を残す――。
       理想的な不条理の世界を生み出すために
       できるだけ生音と手弾きにこだわるんです」



■九州新幹線 熊本駅(使用予定)発車メロディを本邦初公開!
 
九州新幹線は来年3月に全線開業。
 
  JR九州から熊本~鹿児島間の発車メロディには
  “ご当地っぽさ”を取り入れるよう求められ・・・
  熊本駅には“おてもやん”
  鹿児島駅には“小原節”のイメージを盛り込んだという 
  発車メロディを いち早くお聴きいただきました。
 
弘兼 「おてもやんの感じ、最後のところでわかりました!」
 
向谷 「この曲(鹿児島駅)が一番苦労しました。
     10回くらい聴くとわかります」

 

 
向谷さんは“九州新幹線全線開業の意味”として、
これまで【最終目的地】とされることの多かった【博多・熊本・鹿児島】などから
さらに移動することが容易となる――という点で
「鉄道旅行の面白さと、旅全体のダイナミズムが変わる」と力説されました。


■ジャズフェスティバルの期間限定!ビッグバンド バージョン
 
神奈川県横浜市旭区で毎年夏に開催される「旭ジャズまつり」。
 
盛り上がった街を支援するため、相模鉄道「二俣川」駅では
期間限定でビッグバンド バージョンの接近放送用メロディを放送。
 
 もちろん、作曲は向谷 実さんです。
 
 上り(横浜方面行き)と
 下り(海老名方面行き)とで
 異なるテンポの曲に仕上げた――
 というエピソードとともに
 夏にしか聴くことのできない
 メロディをお聴きいただきました。

※下りホーム用のメロディは“ゆったり帰る”ことをイメージし、ゆったりしたテンポに


■お送りした曲目
 
◆ASAYAKE / CASIOPEA
  (弘兼セレクション)
◆赤いランプの終列車 / 春日八郎
  (弘兼セレクション)
◆VVVFの宴 / SUPER BELL"Z&向谷実
  (アルバム『東横特急』より)
◆パリの四月 / カウント・ベイシー楽団
  (向谷 実さんのリクエスト)
◆D51 走行音
  (RN・げじまゆさんが初めて買ったレコード)
◆モンキーズのテーマ / モンキーズ
  (向谷 実さんが初めて買ったレコード)
◆Twilight Stream / 向谷実×中西圭三プロジェクト


向谷 実さんの名言・好きな言葉はこちらをご覧ください。
 
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