ドコモ団塊倶楽部

放送レポート

6月30日 ゲスト:『伝の会』杵屋邦寿さん、松永鉄九郎さん

テーマ
  『 古き良き
    長唄の魅力を今に伝えたい!
     「伝の会」スペシャルライブ!!

 
この日は“長唄三味線ライブ”「伝の会」のお二人
杵屋邦寿さん、松永鉄九郎さんをお招きしてのス
ペシャルライブを公開生放送でお送りしました。
 
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(画像をクリックすると拡大します)
 
長唄の面白さを伝える「伝の会」
 
演奏の素晴らしさで会場のお客さんの
ため息と拍手を呼び起こすと
杵屋邦寿さん、松永鉄九郎さんは
トークでも絶妙のコンビネーションで笑いを誘います。
 
石川 「お二人の“丁々発止”もとても楽しいですね」
  
放送中には
「長唄の楽しさがわかりました」という
お便りを数多くお寄せいただきました。
 



長唄とは
 
「長唄」とは何か――?
 
長唄と、清元、義太夫、常磐津ときわずなどの
違いは??
 
はじめに、最も多く寄せられた
基本中の基本と言える質問にお答えいただきました。
 
杵屋 「江戸歌舞伎が発達する中、一緒に育ち、
     いろいろなものを吸収して、
     いろいろな名人たちが作曲して、
     長唄となっていったということです」

 
歌舞伎に用いられる
【義太夫節・常磐津節・清元節・長唄】のうち
「義太夫節・常磐津節・清元節」は“語りもの”。
「長唄」だけが“歌もの”。
 
松永 「語る人に合わせて、浪曲のように
     “何が何して何とやら…チャンチャン♪”と
     入るものが“語りもの”。
     普通に聴こえている音楽ですね」

 
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一方「長唄」は三味線でメロディを奏でるもの。
 
松永 「長唄は普通に聴こえている音楽です。
     それが“歌もの”。
     長唄以外は全部“語りもの”なんです。
     語りものじゃないものは
     長唄の人が一手に引き受けている――
     その2種類あるという・・・
     わかりづらくなっちゃいましたか?」

 
杵屋 「なんとか、わかりづらくして
     誤魔化そうというのが“手法”ですから」

 
( 場内 笑 )
 


構成曲『今昔廓一字』
 
オープニングで挨拶代りの一曲をご披露していただき
11時台2曲目の構成曲は
曲で描かれる情景を説明していただいてからの生演奏♪♪
 
『今昔廓一字 (いまはむかしくるわのひともじ)
 
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( 演奏後 )
 
弘兼 「すばらしいですね!
     “花魁道中”のところはわかりましたね」

 
石川 「あそこはわかりました。
     “しゃなり しゃなり”――と」

 
松永 「よっぽど
     (演奏中『ここです』と)
言おうかと思いました」

 
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演奏後に改めて構成曲で用いられた曲と
その意味=表現している情景について
解説をしていただきました。
 
“吉原の廓”に限り演奏される「吉原騒ぎ」
“お祭り”を表現する「俄獅子(にわかじし)
「すががき」(清掻・菅掻)「新内流し」など――。
 
杵屋 「場面に応じた速さで、
     お芝居の中で奏でていくんです」

 
さらには“虫”が鳴いている情景も三味線で表現。
 
杵屋 「虫が鳴いているということを
     音楽にするっていうのは、日本くらいなんですね」

 


オリジナルナンバー『河』
 
12時台の演奏はオリジナルナンバー。
 
松永 「長唄、三味線の手法を用いながら
     自分たちでメロディーを作った曲です」

 
『河』
 
つがいの鮭が助け合いながら
下流から上流に登る情景を表現した曲――。
 
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▲こちらは生放送終了後に会場のお客さんの前で
 長唄について改めて解説してくださった様子



「伝の会」最新情報は公式サイトをチェック!
 
 伝の会について詳しくは
 長唄三味線ライヴ「伝の会」DEN no KAI 公式サイトをご覧ください。
 


「伝の会」杵屋邦寿さん、松永鉄九郎さんの
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