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July 30, 2009 11:44 PM

スタッフ日記~38~

どうも、番組スタッフの剣持です。

8月15日は終戦記念日。日本は、戦後64年目を迎えます。そこで…
第38回の今回は、戦争末期に沈没した【戦艦大和】に関しまして
大和ミュージアム艦長 戸高一成さんにお話を伺いました。

【戦艦大和】を作ると決めた頃、当時の日本は??


日本はやはり、経済的にとても貧しく…
莫大な国・アメリカと同じような軍備を作っていたのでは
経済破綻が目に見えている。


そこで…

一点豪華主義=絶対負けない船を1つ作って、
アメリカとのパワーバランスを取ろうと考えた。

【戦艦大和】が世界一凄いと言われる由来??


主砲(大砲)!!
戦艦に積まれた大砲としては、人類史上最大の46センチホール。

船体の中は、最大41センチの鉄板でガードされている。

戦艦というのは、自分の持っている一番大きい大砲の弾の直撃を受けても
耐え得るような設計をする為、
【戦艦大和】は世界一の大砲に耐え得る戦艦ということになる。

【戦艦大和】最期の出撃


戦争末期、日本が本当に敗北寸前という状況の中で、
沖縄に米軍が上陸するのを阻止するべく、最期の力を振り絞って特攻という形で出撃。

しかし、当時すでに戦いの主力は飛行機になっており、日本側が船を何隻出そうが、
飛行機にすべて攻撃され沈められた。
【戦艦大和】は、ほとんど活躍することなく、撃沈されてしまった。


(今は、爆沈して真っ二つに割れ沈んでいる…)


船というのは、外側から飛んできた打撃に対しては絶えるように作られるが、
内側からの力(中の火薬庫が爆発)には脆く、構造的に絶えられなかった。


とはいっても、飛行機を主流とする海での戦い方というのは、
日本の海軍が率先して行っていたこと。
考え方としては日本も進んだものを持っていたが、
実際それをフォローするだけの船(資源・財力)がなくなってた。

【戦艦大和】を引き上げる計画


可能であれば、一部だけでもいいから上げてみたい!!

今は、“350mという深さからの引き上げは、技術的に可能なのかどうか?”を研究中。
それから金銭的な問題…

そして、もう一つ大事なのが、遺族の声…
『そのまま静かに眠らせておいて欲しい』という意見もあれば、
『ぜひ、目の前で慰霊をしたい』という意見もある。

どちらが正しいという問題ではなく、両方の意見が常にある中で、
両方の人が『これなら良かった』と思えるような形を探らなければいけない。

というお話でした。
戦艦や戦闘機などを見ると、そのかっこ良さに凄く興奮するのですが!!
しかし何故このようなものが作られたのか??と考えると、
とても複雑な気持ちになります…。
戦争があったからこそ開発されたものや、
戦争によって発展してきたものがあるのは確かで、
それは今の私たちの豊かな生活には決して欠かせないものばかり…
かといって戦争を肯定したい訳でもない…という堂々巡りです。


まとめ ・太平洋戦争は、決して二度とあってはならない戦争!!
・いかに大きな悲劇をもたらすかを、ハッキリ認識させる為の最期の戦争!!

戸高一成さんのリクエスト曲♪ストロベリー・フィールズ・フォーエバー/ビートルズ
♪大和~ザ・グローバルハーモニー~/原田真二

投稿者 newsclub : 11:44 PM